「トンネルもクソも言ってられませんから！」
（2011年 Rd.18 アブダビGPレース直後）

　アブダビで8戦ぶりの入賞を果たした小林センシュ。マシンのペース自体は悪くないんだけど、運が悪かったりミスがあったりと、後半戦に入ってからず〜っと続いてきた悪い流れを、ようやく断ち切ることができました。

　「ホッとした？」という声に「まぁ8戦ぶりですからね」と答えつつも、「でもホッとしてる暇なんてないですよ」。そう、コンストラクターズランキング争いは、フォースインディアに差を付けられてしまったものの、トロロッソとは1点差。なんとかこのランキング7位のポジションを守らなければならないのです。一説によれば、ランキングが一つ違うと10ミリオン（約10億円）くらいは分配金が違ってくるそうですし。

　ようやく長いトンネルを抜け出した感もありますが、小林センシュ本人は冒頭のような発言。残る最終戦ではトロロッソの前でフィニッシュすることが最大の課題になるだけに、「次のブラジルは頑張らないと！」と、気を引き締め直していました。

（text and photo by Mineoki Yoneya）

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個性的な言い回しで言いたい放題の小林可夢偉センシュの近況を、彼の“可夢偉語録”を中心にお届けします。普段は書けないことも多すぎる彼のコメントですが（苦笑）、ここでは“可夢偉語録”によっていつも以上に彼の素顔をお伝えできるのではないかと思います。
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