「毛ぇが伸びるのと一緒です」(2011年 Rd.19 ブラジルGP)
長かった今年1年。エースとしての立場で臨んだ2年目のシーズンで、どれだけ成長できたと実感できているのかと聞くと、「毛ぇが伸びるのと一緒で、人間誰だって成長するんです」と小林センシュ。
「人間は経験していくから、何かしら成長するんです。自分では気付いていないかもしれないし、気付く人もいるかもしれないし。でも、成長しなかったというのは嘘だと思いますね」
具体的には、ドライビングの“引き出し”を増やせたのが大きかったのだとか。ピレリタイヤに合わせてドライビングスタイルを変えなければならなかったのが、今年の小林センシュにとって大きなハードルだったようです。
「今まではあまりそういうことを意識せずに普通に走って結果が出てたんですけど、このタイヤになって意外と自分の運転が上手くいかなかったりして。そう言う意味で、“引き出し”を広げないといけないな、と。運転はひとつじゃなくて、何種類も持ってないと行けないな、ということですね」
結果こそなかなか出なかったものの、シーズン後半戦の小林センシュはこのような成長を遂げていたわけです。
(text by Mineoki Yoneya / photo by Sauber)
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個性的な言い回しで言いたい放題の小林可夢偉センシュの近況を、彼の“可夢偉語録”を中心にお届けします。普段は書けないことも多すぎる彼のコメントですが(苦笑)、ここでは“可夢偉語録”によっていつも以上に彼の素顔をお伝えできるのではないかと思います。
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