モナコはホントに海が青くて、空も青くて、燦々と陽射しが降り注いで、瀟洒なビルの街並みが輝いて見えて。テレビに映るコースサイドよりも、この雰囲気を味わうために一度はモナコに来てもらいたいくらい。


　パドックですらレッドブルがはみ出しちゃうくらいの狭さなんで、F1ビレッジを開く場所もないんで、出店は街中の至る所に出てます。普通のお店もショーウインドウがF1仕様になってたりするし、ホントに街全体がF1に染まる感じですね。


　最終コーナーの反対側の崖には、毎年恒例の巨大アロンソくん。あ、これマールボロの看板広告です。

　マールボロが堂々とロゴを出して広告を打てたりお店を出店できるのは、おそらくこのモナコだけですね。他の国は規制が厳しいですから、ブースすら出せないこともあるし、ブースは出ててもロゴは出せないことも少なくありませんから。


　こちら、街いちばんのF1グッズ屋さん。今年で20周年だそうで。


　決して広いお店ではないのですが、他の国のグッズ屋さんとはちょっと違ったラインナップが揃っているのが楽しいですね。おそらく、仕入れ先が普通のグッズ流通とは違うんでしょう。ミニカーなんかもちょっと変わったのがあります。

　そして、モナコと言えばセナ。しっかりとセナコーナーもあります。セニーニャ腕時計とか、他では見たことないもんなぁ。



　これをパチモノと呼んで良いのかどうかわかりませんが、オフィシャルなモノではないグッズがあちこちで散見されます。「モナコGP」みたいな名称は使ってないけど、「MONACO」とか「MONTE CARLO」みたいな一般名称と、F1ぽいクルマの絵を織り交ぜたTシャツやキャップの類。
　ある意味、ここでしか買えないので、お土産に最適と言えば最適です（苦笑）。



　こんな飛び出すF1マシンのオブジェ（？）を売ってるお店もありました。


　こちら、行列ができている小洒落たこのお店は何かと申しますと、モナコGPの主催者でもあらせられますACM、モナコ自動車協会さんの本部なんですね。そこに、ギャラリーチックにお上品なグッズ屋さんもオープンされている、と。そこに入るのに入店待ちの行列ができている、と。

　なんたって、ショーウインドウにはアルベール大公夫妻の写真まで飾ってありますから。さすがモナコ！


　モナコと言えば、VIPが大勢来ますが、この方々も社交界デビューを果たしてすっかりセレブの仲間入りをした感がありますね。アメリカのセレブ雑誌なんかにも載ったりしてますもんね。バーニーさんの娘さん、タマラさんとペトラさんです。お母さんが元モデルだけあって、お二人とも美人です。

　それから、F1界を追放されたはずのこの方、フラビオさんまで。こちらも元モデルの奥様を連れてパドックを闊歩です！


　チェコペレの衝撃的な事故が起きたモナコでしたが、元はと言えばこの事故が発端でした。FP-3のニコちゃんの事故。こちらはシケイン先のタイヤバリアに当たらずに直進したからダメージは少なかったですが、チェコペレはバリアに刺さっちゃいましたからね……。
　でも、このニコの事故で「あのカマボコがマシンを跳ねさせて危ない」となって取り外されていなかったら、チェコペレのマシンはもっと変な当たり方していたかもと思うと、ぞっとしますね。


　レッドブルはプールつき＆2階のテラスつき超拡大版エナジーステーションを持ち込むもんだから、海の上にはみ出して“停泊”。


　そこで毎年ウェルカムパーティを開くんですが、今年は19時に開始って言われて行ったのに、一向に始まらない！ 1時間くらい待ったけど、全然始まらない。なんか、アート作品と絡めたパーティで、その場で絵を描いたり、F1マシンのパーツで作った“オブジェを飾ったり（実際に売り出しているもの）、なんやかんや準備してるんですが、一向に始まらないので、アッタマ来て帰りました！ あ〜っ、今思い出しても腹立つなぁ！（笑）


　モナコではレッドブルがスポンサーのペペジーンズの撮影をやっていました。セバベも、そしてこのウェバーさんも、超美人のモデルさんと一緒に。

　しっかし、このチームの二人はモデルに適してませんなぁ……。決してかっこ悪くないのに、何かがオカシイ。




　マクラーレンは自社製スーパーカーのMP4-12Cをここで展示。モーターホームの前には、人だかりができていました。実際に来てみて触って！みたいな。



　一般的に、モナコといって思い浮かべるのはこの風景でしょうか。ハーバーから、ビルの林立する山側を見る風景。

　最終コーナーの外側の崖の上は、王宮と旧市街、つまり超お金持ちじゃなくて、生粋のモナコ人が地味〜に暮らしてるんですけどね。ここの崖は自由席で、よく見ると斜面に人がびっしりいるのが分かります！




　モナコのグリッドガールちゃんは、モナコGPのスポンサーになっていたタグホイヤーのコスチューム。この純白のミニワンピが、真っ青な空と陽射しに映えて、すごくかわいかったです。いかにも南仏って感じの、小麦色の肌をした女の子たちもカワイイし！


（text and photo by Mineoki Yoneya）