カナダは大雨でした。モントリオール名物の、狭小パドックものこの通り、日曜は朝から雨に濡れておりました。ガイジンは雨降ってても傘ささないから分かりにくいですが、朝から降ったりやんだり、パラパラとじわじわ降り続けていました。
スタート前のグリッドでは降ってなかったんですが、決勝ではあの豪雨になっちゃいましたね……。
そしてあの豪雨の決勝のあと、コースが開放されているころは雨も上がっていたのですが、なんかパラパラ来たなぁと思ったら……
一気にまた豪雨に! レース中と同じか、それ以上の豪雨! 現場で見ていたお客さんたちも、大変なレースでしたね……。
ジル・ビルヌーブ・サーキットはセントローレンス川に浮かぶ人工島の公園にあります。F1ビレッジは、そのコース内の公園のあちこちに広がっていて、全部回るのも楽しいもの。ヨーロッパのレースとは違って、アメリカンな感じです。
ビールメーカー、バドワイザーのステージでは、オネェさんたちが陽気に踊っていました。みんな、飲めや歌えや〜!って感じです。
サーキットの名前にもなっている伝説的カナダ人ドライバー、ジル・ビルヌーブの博物館からは、出張展示がやって来ていました。グッズもたくさんあって、ちょと目移りしちゃいそうな感じ。
1978年カナダGPで獲得したトロフィー(なんと木彫り!)も誇らしげに展示されていました。
子ども向けなはずのミニカー、HOT WHEELのブース。確かに、いろんなオモチャで遊べて楽しい感じです。
でも、なぜか色っぽいオネェさんもいたりして(笑)。
金曜日、まだ走行セッションが続いているピットレーンに、リュックを背負ったチェコペレ。近っ! なんか秋葉原にいそうな感じの佇まい。
で、向かった先はピットウォール。「頭クラクラするから帰りまぁ〜す」って、お別れの挨拶です。
で、チェコペレの代わりに急きょザウバーに乗ることになったのが、デ・ラ・ロサ。去年のザウバーのドライバーです。マクラーレンのリザーブドライバーとして現場にいましたので。
でもあまりに急だったので、レーシングスーツはザウバーだけど、インナーはマクラーレンのまま。首のところからボーダフォンのロゴが見えちゃってました(笑)。
フリー走行でやらかしてしまった小林センシュ。昨年も決勝の1周目に壁にコンニチワしちゃったサーキットだけに珍しく神妙にしていました。「反省!」ってヤツですね(笑)。
セントローレンス川の、オリンピックのボート競技用に作られた長〜い直線水路が、パドックの裏側。自然も多いので、ウォンバットもいるし、カモさんもたくさん飛来します。
半分川の上まではみ出したパドックからは、釣りも楽しめます(笑)。実際、お魚もいるんです。あれ? 奥の方で釣りやってるのはザウバーのコックさん。まさか、それ……。
景色はとても良いモントリオールです。こちらはお馴染みのヘアピン。土曜の午前中の様子ですが、お客さんもびっしり入ってました。観客席からコースも近いので、ここは楽しみ甲斐もありますね。
カナダは基本的にアメリカと同じようなものですが、モントリオールのあるケベック州はフランス語圏。なので、道の看板だったり色んなものが英語・仏語の併記となっています。
レッドブルだってこの通り。お馴染みの「タウリン入り」の表記も英仏併記です。
モントリオールのチャイナタウンには、なぜか日本的な文化も。ゴスロリは世界共通で流行しているのでしょうか。ここにもいました。
(text and photo by Mineoki Yoneya)