2年ぶりにドイツGPの舞台となるホッケンハイムリンクは、以前の超高速ロングストレートの時代とは違って、ちょっと個性がなくてつまらない印象。でも開催前にシミュレーターで走っとかないとね、ということでいざ東京Virtualサーキット(以下TVC)へ!
2002年にロングストレートが廃止となって現在の形になったホッケンハイムですが、もちろんTVCのシミュレーターにも収録されています。
テレビなどで見る限り、どこにでもありそうなコーナーばかりで、どうせ走っててもつまんないサーキットなんだろうなと、さして期待もせず、言っちゃえばちょっとナメてかかってたんですが、実際に走ってみると……。
それでは、実際にワタクシがシミュレータで走行している映像をどうぞ!
まずF1ならほぼ全開で抜けるターン1は、GP2マシンだしちょっと減速しつつターンイン。ここはまぁ問題なくいける、で、ハードブレーキングのターン2、そこから全開で立ち上がるターン3、同じく全開が続くパラボリカもまぁ、特に難しくはない。
しっかし、思いっきりティルケ感まる出しでしょうもなさそうなセクター2が、これが意外と地味に難しい!
ターン6のフルブレーキングからのヘアピンってのも、高速だけにブレーキングのタイミングが意外と難しいし、実はしっかりペダルを踏んで減速するっていうのも素人には難しい。で、全開のターン7からちょっとヨーを残しつつブレーキングしターンインするターン8も、ステアリング操作が雑だと簡単にリアが流れちゃう。F1ドライバーは簡単そうにやってるけど、あぁ〜こんなに難しいんだぁと感心。
旧コースをそのまま使ってるセクター3は、一気にコース幅が狭くなって、カントもついてて、他のセクションとは違った印象。ここは難しいんだけど、走ってて楽しい。ドライバーたちが「ジェットコースターみたい」と言うのもなんとなく分かったり。上手く決まると快感です。
ホッケンハイムって、ティルケサーキットとオールドサーキットの違いがハッキリと分かる、一粒で2度美味しいサーキットなんだということを改めて実感しました。ティルケは面白みは少ないけどテクニカルで難しくて、オールドは度強が必要だけど面白い、みたいな。
テレビ映像を見ているだけでは分かりにくいそのあたりの感覚的なところが体験できるのは、TVCならではですね。ぜひとも皆さんにも体験して頂きたいところです。
あとまぁ、走ってみると、今も「森の中」っていう風景がコクピットの前には広がっているだぁと改めてしみじみ感じてみたり。
TVCの走行券は、『F1 LIFE』ストアでも販売中です。
通常は富士スピードウェイしか走ることのできない『体験コース』(約30分/5,000円)ですが、F1ファンとしてはやっぱりF1開催サーキットを走りたいもの。そこで『F1 LIFE』では、TVCさんのご協力をあおぎ、F1ファンの皆さんのために特別に「F1開催サーキットならどこでも走れる券」をご用意。
しかも、通常は計測5周のところ、計測6周(+アウトラップ/インラップで計8周)のサービスも。「たった8周?」と思われるかもしれませんが、最初はなかなかマトモに走れないので、8周も走ると集中力と体力消費で疲労困憊のはず。まずはこのあたりからお手軽に始めてみるべきでしょう。もちろん、自分が走ったロガーデータももらえますし、写真・動画撮影やウェブ上への公開もOKです。
くわしくはこちら
『F1LIFE』ストア(
https://www.f1-life.net/store/tvc.html )をご覧ください。
(text by Mineoki YONEYA)
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