ハンガリーGPの舞台ハンガロリンクは、パーマネントサーキット中で最低速、"ミッキーマウスサーキット"だのと悪口を言われていますが、実はドライバーには「走ってて楽しいよ」と人気もあったりします。ん、どゆこと? ということでいざ東京Virtualサーキット(以下TVC)へ!
それでは、実際にワタクシがシミュレータで走行している映像をどうぞ!
まず、ストレートは実際に短い! あっという間にターン1のブレーキング。それもいきなり低速へのフルブレーキングだから、結構タイミングが難しかったり。
ここから一気に下っていくセクター1は、なかなかマシンが不安定になりつつもスピード感があって楽しいところ。オールドサーキットの雰囲気満点なので、中速・高速でのマシンの限界を感じながら走る、みたいな楽しさ。
坂を登った先のブラインドで突っ込んでいく高速の左(ターン4)も攻め甲斐があるし、シケインに向けた右コーナーも楽しい。
セクター2はただひたすら左、右、左、右とステアリングを切っていく感じですが、踏めそうで踏んじゃいけない、ステアリング切れそうで切り過ぎちゃいけない、みたいなリズム感と我慢の走り。でも一筆書きで完璧に決められれば、最高に気持ち良いっていうのもよく分かります。
セクター3はまぁなんてことのないセクションですが、中速で突っ込んでいってインのガードレール際を攻めつつアウト側の縁石いっぱいまで使って立ち上がって行く最終コーナーは見物。それを難なくこなしているF1ドライバーの凄さが感じられる場所でもあります。
とまぁ、退屈そうに見えるハンガロリンクでも、実際に自分で走ってみると楽しいんだなぁということがよく分かりました。ある意味では、それは最近のF1マシンやGP2マシンのコーナリング性能の高さを意味しているのかもしれませんが。
18分かかってようやく1周をまとめ、1分32秒9のタイム。低速コーナーではステアリングはそんなに重くないとはいえ、パワステなしだからどんどん疲れてくるし、集中力も低下……。もう一回チャレンジしてみたらもうちょっと縮められそうなんですが……。
TVCの走行券は、『F1 LIFE』ストアでも販売中です。
通常は富士スピードウェイしか走ることのできない『体験コース』(約30分/5,000円)ですが、F1ファンとしてはやっぱりF1開催サーキットを走りたいもの。そこで『F1 LIFE』では、TVCさんのご協力をあおぎ、F1ファンの皆さんのために特別に「F1開催サーキットならどこでも走れる券」をご用意。
しかも、通常は計測5周のところ、計測6周(+アウトラップ/インラップで計8周)のサービスも。「たった8周?」と思われるかもしれませんが、最初はなかなかマトモに走れないので、8周も走ると集中力と体力消費で疲労困憊のはず。まずはこのあたりからお手軽に始めてみるべきでしょう。もちろん、自分が走ったロガーデータももらえますし、写真・動画撮影やウェブ上への公開もOKです。
くわしくはこちら
『F1LIFE』ストア(
https://www.f1-life.net/store/tvc.html )をご覧ください。
(text by Mineoki YONEYA)
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