3月7日から17日まで一般公開されているジュネーブ・モーターショーの会場から、F1関連の話題を写真とともにお届けする。
マクラーレンP1発表、ペレスも登場 マクラーレンはMP4-26の発表会でも披露した新型ロードカー『McLaren P1』を発表した。F1チームからは離れたがグループの総帥としてレーシングカー開発を率いるロン・デニスと、セルジオ・ペレスが出席してアンベイル。ブルガリのCEO就任が決まっているTAG HEUERのジャン-クリストフ・ババンCEOも駆けつけた。
3.8リッターのV8ツインターボ・エンジンで、ハイブリッドと合わせて最大出力916馬力を誇る。0-100km/hは3秒、0-200km/hは7秒を切るという、LaFerrari と並ぶ加速性能を誇る。リアウイングはアジャスタブルで、公道ではボディワークから120mm、サーキット走行時には300mmまで伸ばすことができ、ダウンフォース量を稼ぐことができる。レースモードでは車高も50mm下げることができ、グラウンドエフェクトを活用することもできるという。
マクラーレンはMP4-12Cのスパイダーも展示。嬉しそうにコクピットに収まっているのは、元F1ドライバーのヨッヘン・マスだ。
その他のモータースポーツ関連展示 ピレリも出展しF1を中心とした展示でアピールしていた。購入したばかりの2011年型HRTマシンではなく、従来から使用しているオリジナルF1型ショーカーでの展示だった。
ホンダは本気で優勝を狙うWTCC(世界ツーリングカー選手権)のマシン、シビックWTCCを展示。ドライバーのティアゴ・モンテイロとガブリエーレ・タルクィーニも姿を見せていた。
マルシアを離れたティモ・グロックが参戦することになった、BMWのDTMマシンも展示されていた。M3をベースにした、精悍なスタイリングだ。
2014年からのWRC(世界ラリー選手権)への参戦を目指しているヒュンダイも、『i20 WRC』を展示していた。昨年から続けてきた開発テストをベースに改良を施したマシンだ。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)