3月7日から17日まで一般公開されているジュネーブ・モーターショーの会場から、F1関連の話題を写真とともにお届けする。
フェラーリ、LaFerrariを公開 ジュネーブ最大の話題となったのが、フェラーリのエンツォに続くプレミアカー『LaFerrari』の発表だ。
F1でのノウハウが最大限に生かされ、カーボンコンポジットの多用や空力性能の追究はもとより、フェラーリとしては初のハイブリッドシステムHY-KERSも搭載。まさにF138と同じ部門で製造されているバッテリーユニットが使用されているという。
6262ccのV12エンジンは最高回転数9250rpmで、最大出力は800馬力@9000rpm。ハイブリッドと合わせて最大963馬力を誇る。0-100km/hは3秒、0-200km/hは7秒を切る加速性能を誇る。フィオラノのテストコースはエンツォより5秒も速い1分20秒以下。最高速は350km/hに達する。
インフィニティ・レッドブルのマシンが2台! インフィニティがタイトルスポンサーとなったレッドブルは、マシンが2台も展示されていた。インフィニティのブースは当然として、ルノーのブースにも壁に立てかけるような派手な演出。ルノーのワークスチーム出あることを物語っている。
ルノーRS27エンジンのコアンダ型排気管! さらにルノーはF1エンジンRS27も展示。コアンダ型排気システムを実現するための前傾した排気管の取り回しが分かる。4気筒分が集合してから最後方の気筒の前を通るという、かなり複雑な取り回しになっていることからも、コアンダ型にするとパワーを犠牲にしなければならないという意味が理解できる。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)