アルバートパークは観戦に訪れるファンにとって最もフレンドリーなレースのひとつ。公園内のいたるところにアトラクションやブースが存在し、貴重なヒストリックF1マシンも出走するサポートレースのパドックを見て回ることも出来る。
半公道サーキットだけに、観客席からコースまでの距離が近いことも魅力のひとつだ。地元で行なわれているロトに参加して、優勝者や入賞者を当てて当選金ゲットを狙うのも楽しい。
南半球のメルボルンは日本とは季節が逆で、3月は晩夏。オーストラリア第二の都市で、水も緑も豊かな街だけに、観光にもピッタリ。シドニーやパース、ゴールドコースト、グレートバリアリーフ、レッドセンター(エアーズロック)など、国内各地の名所と合わせて観戦に行くのもいいだろう。ちなみに、動物園に行けばカンガルーやコアラを見ることができるが、メルボルンのあるビクトリア州では動物保護の州法のためコアラを抱くことはできないので、要注意だ。
食はシーフードが有名でキングプロウンと呼ばれる巨大なロブスターが安価で楽しめる。カンガルーの肉も食用で、ステーキなどで味わうことができる。その他、チャイナタウンに行けば日本食や中華料理など馴染みのある食事にも恵まれている。
オーストラリアへはカンタス航空の直行便がシドニーへ飛んでいるが、メルボルンへはそこから国内線に乗り換えて行かなければならない。その他、東南アジアのシンガポールやバンコクで乗り換えて行くルートもある。いずれもエコノミークラスの最安運賃なら10万円ちょっとで行ける。
ただし、GP週末のメルボルンはホテル代が極めて高価なので注意。街中からならトラムで通える立地の良さがウリのアルバートパークだが、街中のホテル代には閉口だ。いずれにしても、早めに決めてしまえば思いのほか安価で予約できたりもするので、安く楽しもうと思ったら2014年に目を向けた方が良いかもしれない。
【現地直送フォトギャラリー】●
2012年オーストラリアGP - パドック ●
2012年オーストラリアGP - F1ビレッジ●
2012年オーストラリアGP - ビューティー●
2012年オーストラリアGP - 番外編(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2, Mineoki YONEYA)