レッドブルがヒュルケンベルグに食指を動かしているとの報道がありますが、これ、主語が間違ってますね。「レッドブルが」じゃなくて「ドクターマルコが」です。いまだにあんな人間を使ってる意味がわかりませんけどね。まぁ、記事本文を読んでも、どこにもそんなコメントは載ってないわけですが……また「見出しだけ」ってヤツです。

　それはともかく、最終戦でのウェバーの走りが不満なんだとか。確かにスタートで幅寄せしたせいでセバベが早めのブレーキを強いられて7位まで落ちたり、マッサにいいようにけん制されてアロンソを先行させちゃったり、安易なアタックでコバヤシ選手と接触したり、ウエット路面でスピンしたりと、ウェバーのダメなところが目立ったレースでした。

　ウェバーって良い時は良いんだけど、アブダビもそうだったように、展開が悪くなると途端に元の荒っぽいドライビングが顔を出して自滅っていうパターンなんですよね。終盤戦のアップデートが影響した云々という声もありましたが、あれは基本的にはダブルDRSによる予選パフォーマンスの向上だと思われるので、結局はセバベのようにダブルDRSに合わせた走りが突き詰められなかったということなんだと思います。セバベは明らかに走り方を変えてきてましたからね。

（text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2）