「次は"ノーマルな"レースで優勝争いをしたい」

2013-4-17 8:10

　中国GP決勝ではスタートでの出遅れに続きセルジオ・ペレスと接触して「一体アイツは何をやってるんだ！僕を押し出そうとしたんだぞ！」と無線で怒りの声を上げたキミ・ライコネンは、その接触を次のように振り返った。

「僕はターン3の立ち上がりが彼よりも良かったから、その後のちょっとしたキンク（ターン5）でターン6に向けて彼のアウト側に並びかけたんだ。彼は僕にスペースを残してくれるだろうと思っていたんだけど、彼は僕をサーキットから押し出したんだ」

「僕は避けようとしたけどグリーンに出てしまって、その先に縁石があったからなんとか助かったけどね。でも充分に減速ができなかったから彼のリアにヒットしてしまった。彼が僕を見ていなかったのか何をしていたのか僕には分からないけど、僕にはあれ以上避けることはできなかったよ」

「ダメージがどのくらい影響したのかは、正確に把握することは難しい。0.1秒だったのか0.5秒だったのか、それは分からない。ただ、これ以上失わないためにも、僕らにはもう少し運が必要だね。次は"ノーマルな"レースをして優勝争いがしたいね」

　こちらのライコネンなど中国GPのレース直後の生々しいインタビューの数々は、F1LIFEストアにて配信中の『週刊F1LIFE』vol.5に収録されています。中国GPの裏側で繰り広げられていたドラマを詰め込んだ『週刊F1LIFE』、ぜひチェックしてみてください。