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【BHRサーキット解説by S.フェッテル】

「滑りやすい場所が毎ラップのように変わるんだ」

2013-4-19 13:00


 第4戦バーレーンGPの舞台、バーレーン・インターナショナル・サーキットを、セバスチャン・フェッテルに解説してもらった。見た目では退屈そうなサーキットのようだが、昨年の勝者である彼によると様々な難しさを秘めたサーキットだそうだ。

「バーレーン・インターナショナル・サーキットは、ドライバーにとっては要求されるものが大きいサーキットだよ。各コーナーの特性がそれぞれ違っていて、1周を上手くまとめきるのは難しいんだ。コース幅がワイドだからエイペックスがはっきりと掴みにくいコーナーも多くて、ミスを犯しやすい。少しブラインド気味の最終コーナーなんかはまさにそうだね。砂漠の中のサーキットだから路面の砂との戦いでもあるしね。風によって常に動くから、毎ラップのように滑りやすい場所が変わったりするんだ。金曜の走り始めはすごくグリーンで、レース週末の間の路面エボリューションが大きいから、セットアップも難しい」

「ターン1はとてもヘビーなブレーキングでアプローチして、低速のヘアピンを抜けて行く。ここはブレーキに厳しいサーキットだね。そしてすぐに加速して次の左コーナーは全開で抜けて行くんだ。そこからターン4までは少し上り坂になる。ターン8までは下っていって右のタイトコーナーで、立ち上がりの加速が難しいんだ。ターン9は高速で入っていきながらタイトなターン10のアプローチだからすごく難しい。ターン12からは高速のセクションで、バックストレートの長さを考えるとターン13の出口は重要だ」

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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