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【ESP日曜分析レポート】

アロンソ完璧な走り、戦略で今季2勝目!

2013-5-13 5:01


 5月12日、スペインGP決勝はフェルナンド・アロンソが5番グリッドから逆転で優勝した。

 日曜日は晴れ。スタートではレッドブル2台の加速が鈍いが、セバスチャン・フェッテルはメルセデスAMG勢2台のスリップストリームを使い、並びかけたフェルナンド・アロンソをなんとか抑え、逆にターン1のブレーキングでタイヤをロックさせたルイス・ハミルトンをアウト側から抜き去って2位に浮上。アロンソは一旦はイン側からキミ・ライコネンの先行を許したが、ターン1〜2を立ち上がり重視で抜けてターン3でアウト側からライコネン、さらにはハミルトンまでをも抜き去って3位に浮上した。

 サーキット特性ゆえにタイヤのデグラデーションは大きく、ほとんどが4回ストップを想定した戦略。7周目から1回目のピットストップが始まり、アロンソは9周目にピットインし、翌周にピットインしたフェッテルのアンダーカットに成功する。



 大半がハードタイヤに履き替えた第2スティントに入ると、メルセデスAMGのペース低下が顕著に。13周目にはアロンソがメインストレートでロズベルグをパス。そしてフェッテル、フェリペ・マッサ、ライコネンも立て続けにオーバーテイクしていった。

 トップに立ったアロンソは21周目、36周目とピットインしてハード、ミディアムとつなぎ、49周目にはデータ上でデラミネーションの傾向が発覚したために予定を2周早めてピットインし、トップを譲ることなく66周を走り切ってトップでチェッカーを受けた。

 タイヤのデグラデーションに不安を抱えるフェッテルは、20周目にマッサが2回目のピットストップに向かうもステイアウトし、24周目まで引っ張る。このせいでマッサの先行を許し4位に後退。その後も、3回ストップ作戦に出たライコネンを上回ることができずにそのまま4位に終わった。戦略が成功したライコネンは2位、マッサが3位という結果になった。

 後続はマーク・ウェバー、ロズベルグとポール・ディ・レスタ、マクラーレン勢のバトルと続き、10位は最後までポイント争いをしたエステバン・グティエレスを抑えきってダニエル・リカードが1ポイントを獲得した。

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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