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【MNC観戦ガイドby F1LIFE】

予算に余裕があるならおすすめ?

2013-5-23 23:30


 誰もが憧れるシーズンで最も華やかなグランプリ、それがモナコGPだ。真っ青な海と美しい街並みに挟まれたモンテカルロの市街地をF1マシンが駆け抜けるその光景は、一度は生で見ておきたいところだ。

 モナコに行くには、ニース空港を利用するのが一般的。日本からの直行便はなく、パリやフランクフルトなどヨーロッパの各起点都市を経由して乗り継ぐことになる。人気のグランプリであるために飛行機は早めに予約しないといっぱいになってしまう。その場合はマルセイユなど近隣の空港に降りても良いだろう。

 モナコGPの週末にモナコ市街のホテル、特にコースサイドのホテルに宿泊できるのはごくごく限られた人々のみ。1週間で100万円以上の価格となるうえ、数年先まで(表向きの)予約が埋まっているような状態であるため、一般人にはまず難しい。ちなみに、モナコ最高峰のオテル・ド・パリなどは通常でも1泊100万円以上するスイートもある。

 ではどうするかというと、ニースに宿泊するのだ。モナコまでは電車で30分ほど。コートダジュールの美しい海岸沿いをゆっくりと走る電車からは、素晴らしい風景を楽しむことも出来る。ただし、最近ではニースもホテル代が高騰してきているため、早めの予約をお勧めしたい。

 モナコの中には華やかなモンテカルロ地区だけでなく、グランプリ週末はF1ビレッジと化すコンダミーヌ地区、最終コーナーの背後にそびえる崖の上の旧市街モナコヴィル地区など、見どころもたくさんある。ニースからモナコまでの間に点在するコートダジュールの小さな村々を訪れるのも良い。観光やバカンスを兼ねて行くにはもってこいの場所だ。

 モナコと言えば物価が高そうなイメージがあるかもしれないが、庶民が利用する店の物価は普通のヨーロッパと変わらない。もちろん、モナコらしい高級レストランなどではそれなりの金額になるが。ホテルもニースで切り詰めれば、旅行費用を安く挙げることも可能だろう(それでも今は1泊1万円以下のホテルを見つけるのは難しいかもしれない)。

 ただ、ある程度の予算が払える人でないと、モナコGPは厳しいかもしれない。モナコの雰囲気は楽しめても、ニースで1泊2万円以上払っても酷い宿泊環境を余儀なくされたりするようでは、せっかくの旅行も台無しだからだ。



【現地直送フォトギャラリー】
2012年モナコGP - パドック
2012年モナコGP - F1ビレッジ
2012年モナコGP - ビューティー
2012年モナコGP - 番外編

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2, Mineoki YONEYA)


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