ページの先頭です。本文を読み飛ばして、このサイトのメニューなどを読む

 

残るシート争いの状況、まだ予断を許さない?


2013-1-13 0:30
 


 2013年のシートも、残る空席はフォースインディアの2席とケータハムの1席のみ。うちフォースインディアの1席はポール・ディ・レスタ残留が決まっているため、実質的には2席のみとなっています。

 フォースインディアは、チーム内でも評価が高いエイドリアン・スーティルか、2014年のエンジン供給を睨んでフェラーリの庇護下にあるとされるジュール・ビアンキの起用かで苦慮しているようです。資金的に苦しい彼らにとってはエンジン代金の割引も充分に魅力的なパッケージでしょう。

 ケータハムにはチーム内で評価が高いというビタリー・ペトロフ、他に10億円前後の資金持ち込みがあるブルーノ・セナ、ギド・ファン・デル・ガルデらで揺れている模様。ペトロフにも数億円規模の資金はあると見られていますが……。

 また、ウイリアムズのパストール・マルドナドは資金的援助の大元であるチャベス大統領の健康問題のためか入金が遅れており、その状況推移によってはチームが別の選択肢を考慮する可能性もあるとの情報もあります。

 チームとしてはシーズン前の準備で大量の資材購入・設備投資が必要で、どうしても財政的に厳しくなりがちな時期です。そこにスポンサー資金未払いが発生すると、厳しくなります。

 上記チームに加えて、ウイリアムズやその他持ち込み資金が払われないドライバーがいれば、そのレースシートにも空席の可能性あり? フェラーリやロータスのリザーブシートも含めて、小林可夢偉にもチャンスがないわけではなさそうなので、状況を見守りたいですね。

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)



ページの終端です。ページの先頭に戻る