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【DEUサーキット解説 by L.ハミルトン】

「低速が多くトラクション性能が重要」

2013-7-4 0:30


 第9戦ドイツGPの舞台ニュルブルクリンクを、前回の勝者ルイス・ハミルトンに解説してもらった。

「ニュルブルクリンクは素晴らしいサーキットだね。他の多くのグランプリサーキットに比べると少し古くて、走っていてもフィーリングが少し違うんだ。高速で流れるようなコーナーがあり、絶好のオーバーテイクポイントもいくつかある。森の中を走るのも気分が良いね」

「いろんな要素がミックスされたレイアウトだけど、低速コーナーが一番多いかな。だからコーナー出口からのトラクションが重要になる。第1セクターは低速コーナーが続くから(通過時間が長く)、マシンバランスの良さとブレーキングでタイムを稼ぐことができるんだ」

「ニュルブルクリンクでは予測不可能だよ。全長14マイルの急コースに比べれば格段に安全だし大変なサーキットではないけど、それでも大変だよ。天気はあっと言う間に変わるし、1日の午後のうちに全シーズンを体験することもある」

「雰囲気は素晴らしいよ。地元のファンはレースの楽しみ方というものを知っているし、どんな天気でもいつも心から楽しんでいるからね」

「ここのグラベルトラップには良い思い出があるよ(苦笑)。2007年にバリアに突っ込んだんだ。でも初めてここでレースをした2005年にはF3で勝ったんだ。第1レースでクラッシュしたんだけど、そこから学んで第2レースで20秒くらいのリードで優勝した。ウエットとドライが入り混じるコンディションこそライバルに差をつけるチャンスなんだけど、僕がやったのはまさにそれだったんだ。2006年にはGP2で2戦とも勝った。ピットペナルティを喰らったんだけど、それでも勝ったんだ」

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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