フェラーリの2013年版レーシングスーツとチームウェア(冬用ブルゾン)が明らかになっています。2012年版と比べてどこがどう変わったのか、チェックしておきましょう。
ウェアの供給元は変わらずPUMA。チームからの要求は多岐にわたっていて、対応面でも物量面でも結構大変だと聞きますが、フェラーリともなると宣伝効果は絶大ですから、契約更新は当然でしょう。
レーシングスーツのデザインはほとんど同じ。脇腹のトリコローレが少し変わり、お腹部分に白いエッジが加わっていますが、これは後述するチームウェアと意匠を合わせたものでしょう。
腕の外側にはホワイトラインが入り、フィリップモリス(マールボロ)を意識したデザインとなっているようです。タバコ業界からのスポンサーシップも見直しの気運が高まっているとの話も伝わってきていますから、彼らに対する配慮も強くなっているのかもしれません。
白の面積が増えるという点では、チームウェアのほうに顕著です。脇腹のストライプだけだった昨年から、今年はお腹周り全体が白に。まるでシューマッハ全盛時のまだマールボロのロゴがついていた頃のようです。
強かったよき時代への回帰という願いもあるのかもしれませんが、ポケットと合わせたと思われる山型のラインは、やはりマールボロを意識したものだと考えるべきでしょう(チームは絶対に認めないでしょうが)。
また、レーシングスーツと同じく、腕の外側にも白のストライプが入っています。キャップにもツバの部分に白の面積が増えていますが、二人のツバのスタイルは変わっていませんね。
いまは違和感あるこのチームウェアですが、すぐに慣れて2012年版が古めかしく感じるようになるんでしょうね。
ヘルメットには、ともにいまイケイケドンドンなHUBLOTとカスペルスキーのロゴが加わっています。大まかなスポンサーラインナップに変更はないようですが、ウェアに掲載されない細かなスポンサーは2月1日に決まったマシン発表会を待ちましょう。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Ferrari)