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報道が財政難立て直しの障壁に

ペーター・ザウバー「雑音は控えて欲しい」

2013-7-14 18:51


 財政難が報じられているザウバーのペーター・ザウバーは、この報道に心を痛めていると語った。と同時に、こうしたネガティブな報道新規パートナー獲得による財政立て直しの障害になっているため、報道を控えて欲しいと訴えた。

「今では毎朝(出勤する)クルマに乗って最初に聞かされるのが、何件の訴えが来ているかということだ」

非常に心が痛む。しかもそれが全て世間の知るところとなるんだ。そこが理解できない」

「いまスイス東部では多くの失業者が出ているのに、それにはほとんど言及されない。でも我々は一人も解雇していないというのにこの有様だ。私は彼らを救うために全力を捧げているし、こんな雑音(ネガティブな報道)は立ててもらいたくない」

 ザウバーには50万ドル(約5000万円)を無利息で貸し出すと支援を申し出ているある第三者がいるという。しかし、ザウバーが必要としているのはそれで足りるような額ではない。

「非常に感動している。しかし我々にはもっと/strong>大きく強力なパートナーが必要だ。そのために活動しているところだ。我々はスイスのモータースポーツのナショナルチームであり続けたいし、F1にも留まりたいからね」

【よねやんの一口メモ】
 このところ、ニコヒュルやサプライヤーへの支払遅延が報じられているザウバーですが、そんなのは他チームにもあることですし、実際、去年のザウバーにもありました。それももっとデカい額の負債が。

 でも、バーニーさんがそれを支援するという話もあったくらい、F1としてもこれ以上チームが減っては困るという状況。苦しんでいるのはザウバーだけではありませんし、むしろお金のことを気にしていないのは4強チームだけではないでしょうか(我々メディア関係者だってそうです)。ですから、F1全体としてこうした問題を解決する方法を見つけなければならないでしょうね。

(text by Mineoki YONEYA / photo by Sauber)


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