ザウバーは7月15日、インベストメント・コーポレーション・インターナショナル・ファンド(ICIF)、ザ・ステート・ファンド・オブ・北西ロシア連邦、ナショナル・インスティテュート・オブ・アビエーション・テクノロジーズ(NIAT)との
パートナーシップを発表した。
ロシアにおけるF1のプロモーション活動と、ハイテク関連の開発において協力していくという。
ロシア人ドライバー育成も含まれており、
セルゲイ・シロトキンを2014年の起用に向けて育成していくという(ただしレースドライバーかリザーブドライバーかは明言されていない)。
ザウバーは以前からロシアでのスポンサー獲得に向けて活動していることが報じられており、実際に
首脳陣が訪ロして交渉を続けてきていた。今回契約を結んだ各ファンドは
ロシア連邦の政府系の非営利目的ファンドであり、
2014年のロシアGP開催に向けた動きをザウバーが掴み獲ったことを意味している。どれほどの投資規模であるか、ザウバーが将来的なチーム売却をも視野に入れているかどうかは分からないが、少なくとも
チームの財政難が緩和されることは間違いなさそうだ。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Sauber)