フェラーリは育成ドライバーのダビデ・リゴンを走らせた。主に空力関係の作業を行ない、76周を走行した。リゴンは昨年のマニクールでの若手ドライバーテストでフェラーリをドライブしている。
「バルセロナでのフィルミング走行以外ではこのマシンに乗ったことがなかったから、まずマシンに慣れることから始め、今日は様々なプログラムをこなしたよ。シルバーストンはGTマシンでは走ったことがあるけど、F1マシンとなると完全に別世界だからね!」
「ラップタイムのことは考えずに、いろんな空力コンフィギュレーションで比較データ収集をすることを中心に走行した。それがシミュレーターでも僕のとても重要な任務だからね」
「新型タイヤには特に問題は無かった。特にロングランは行なっていないけどね。去年のマニクールでのテストに比べると、チームからの要求は桁違いだったし、プログラムも多岐にわたっていた。でもこの責任を果たすことができて嬉しいよ。僕の努力に対して信頼してくれたチームに感謝している。これがチームの役に立つことを願っているよ」
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)