レッドブルは育成ドライバーのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタを走らせた。当初は午前中だけの予定だったが、急きょプランが変更になり1日を通しての走行に。昨年のアブダビ若手ドライバーテストに続いての起用となる今回は、午前中はデータ収集に徹した走行で、ボディワークの修理作業で時間をロスした場面もあったものの、午後にはコンペティティブなタイムを記録する機会も得た。

「1日フルに走行できて良かったよ、特にこのシルバーストンならなおさらね。F1マシンに乗っているという感覚をフルに味わえるとしたら、これだけ高速コーナーの連続するシルバーストンをおいて他にはないだろうからね。これまでに乗ったのとは全く違っていたし、適応する必要があったけど、素晴らしいフィーリングだったし最高の1日だった」

「テスト作業の面でも良い1日だった。レッドブルのマシンをドライブするのは初めてではなかったし、ほとんどは慣れ親しんだものだった。チームにとってはとても重要なテストだったから、僕の仕事はミスを犯さずとにかくコンシステントに走ることだけだった。その点に関しては目標が達成できたと思うし、プログラムも全てこなせたよ」

（text by Mineoki YONEYA / photo by Red Bull）