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異例の断固否定声明

フォースインディア崩壊報道に対する裏事情

2013-1-19 22:12
 


 1日前に報じられたフォースインディア崩壊の危機という記事について、掲載元の『YallaF1.com』に対してチームが正式に抗議声明を出しました。それも具体的なウェブサイト名とGMMの名前を出して、名指しで非難。さすがにそこまでやるとは思いませんでしたが、そのくらい怒っているというか深刻に考えているということでしょう。

 というのも、チームが消滅云々というのは、ビジェイ個人のみならず企業としてのチームの信用問題にも関わってきます。

 この時期はニューマシンの製造が佳境を迎えていて、パーツの発注や外注生産も多い時期。そこにこんな話が出て来ると、外注企業からは「いま納品しちゃって支払は大丈夫なの?」と不安がって二の足を踏むところも出てくるでしょう。そもそもが支払の遅いフォースインディアだけに、なおさらです。

 そうした関係企業へのアピールという意味でも、フォースインディアは今回これだけはっきりと否定の声明を出したものと思われます。

 ちなみに『F1通信』に掲載されているYallaF1.comの翻訳記事は少し間違いがあって、最後のカギカッコの部分はフォースインディア側の声明ではなくて、本当はYallaF1.comの説明文なんですね。要するに、チームからの声明を受けてGMMソースの当該記事は削除しましたよ、と。その記事内容に関してチーム広報に確認のメールを送ったので、返事を待っていますと。

 GMMが配信するニュースをそのままコピペしているサイトが多い中で、取材者不在のニュースが抱える問題が浮き彫りになったような気がします(GMMは世界中の記事を再編集して勝手に記事に仕立てて配信しているだけです)。

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)



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