ザウバーは佐藤公哉が走行。2日目までに評価を済ませたレッドブル型の新型排気管を搭載して、午前中はまずマシン習熟のための走行をし、空力評価のためのデータ収集もこなした。
「初めてF1マシンをドライブしてみて、とても驚き興奮しました。(挙動が)とてもシャープでものすごくクイックに反応してくれるんです。特にステアリングを切った時とブレーキングですね。信じられない速さでした」
「体力的にもタフでした。シルバーストンでレースをした経験もありますからサーキットのことは良く知っていましたけど、F1マシンで走るのとはまるで比較はできませんね。F1マシンで走ると全く別のサーキットのように感じましたし、あのスピードは信じられないほどすごかったです」
「午前中はとても上手く行ったと思います。午後は何セットか新品タイヤを履いてタイムアップを狙いました。残念ながら、コースコンディションが違っていたせいで思ったようにはいきませんでしたが。風向きが変わったせいで、全体的にタイムが出ないコンディションになっていたんです」
「でも、今日こうしてF1マシンをドライブできて本当に良かったです。とても楽しかったです。次のステップは、ラップタイムを向上させることですね」
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)