3日間のシルバーストン合同テストを終えて、ピレリはハンガリーGPから投入予定の新型タイヤに問題はなかったと結論づけた。モータースポーツディレクターのポール・ヘンベリーは次のように語っている。
「各チームとも、それぞれの目標は達成したものと思う。我々にとっては、今回のテスト機会を今後に向けた各チームからの要求に応えるためのデータ収集にあてられたと思う。最新のシミュレーション技術は非常に高度だが、実際にマシンで走行してみなければ分からないこともある。だから我々に協力してくれた各チームとFIAに感謝したい」
「どのタイヤも確かな信頼性ととももに3日間のテスト走行を終えた。もちろん、コースコンディションもマシンのパラメーターも異なっているため、イギリスGPのタイムと単純比較することはできない。しかし、すでに確立された2012年型コンストラクションの性能と、2013年型コンパウンドの速さの組み合わせは、今後のレースにおいて興味深い戦略のアヤをもたらしてくれるだろう」
「タイヤの形状や走行による変形については、各チームとも昨シーズンからすでに多くのデータを収集しているし、今回のシルバーストンでの3日間は2013年型マシンにどのようなポジティブな影響をもたらすかを評価する上で有益だったはずだ」
(text by Mineoki YONEYA / photo by Red Bull)