2013年のレース・オブ・チャンピオンズが再びタイのバンコクで開催されることが決まった。昨年に続き2回目の開催で、今年は12月14日・15日に行なわれる。

　会場は昨年と同じくラジャマンガラ・スタジアム。場内に舗装コースが特設される。14日には国別対抗戦のROCネイションズカップ、15日には個人対抗戦のレース・オブ・チャンピオンズが行なわれる。

　タイの観光スポーツ省のカノパンド・チュラカセム大臣は次のように述べている。

「我々は再びレース・オブ・チャンピオンズを開催できることを嬉しく思います。昨年のROCはタイで史上最大のモータースポーツイベントとなりました。非常に大きな成功を収め、メジャースポーツの分野でタイの立場を大きく押し上げました」

　現時点では参加ドライバーは未定だが、昨年はシーズン最終戦ブラジルGP直後の開催であったにもかかわらずセバスチャン・フェッテル、ミハエル・シューマッハ、ロマン・グロージャンらが参加した。今年もレッドブルとシンハがタイトルスポンサーを務めることが決まっていることから、フェッテルの参加は決定的と見て良いだろう。さらにスケジュール的にも、昨年より多くのF1ドライバーが参加することになりそうだ。

　市街地サーキットでの開催が暗礁に乗り上げているタイGP計画だが、関係者は2015年のカレンダー入りに向けてこれを弾みとすることができるだろうか。

（text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2）