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なんと終盤にクラッシュの波乱も!

小林可夢偉、モスクワでフェラーリをドライブ!

2013-7-22 3:25




 7月21日、小林可夢偉モスクワ・シティ・レーシングで2009年型フェラーリF60をドライブした。

 日曜のモスクワはあいにくの雨。1日中降り続き、時折激しく降った。3800メートルの直線特設コースは、一時的に強まった雨で非常にスリッパリーになったりする状況だった。

 可夢偉は大勢の観衆を前に、フルウエットタイヤを履いたF60でデモ走行を披露し、観衆を沸かせた。写真にも写っている通り、この1回目のランの時点では雨はやみ、路面はかなり乾いていた。

 しかし、2回目のランの前になって雨が強まり、濡れた路面とバンプにコントロールを失い、マシンが突然右に流れてバリアに激突。マシンにはフロントウイングや右フロント周りに大きくダメージを負ってしまったが、フェラーリの旧型車を走らせるF1クリエンティ部門のメカニックがわずか20分間でもう1台のマシンを用意してみせ、可夢偉は再びデモ走行を披露することができた。

 1日の走行を終えて、可夢偉は次のように語っている。

スクーデリア・フェラーリを代表してこのような重要なイベントに参加できて、非常に素晴らしかったです。改めてチームとスポンサーのカスペルスキーに感謝したいです。このようなプロモーションイベントでF1を一般観衆の前の間に持ってくることはとても重要だと思います」

「あいにくの雨でしたが、観客の数はむしろ増えていったみたいですね。あのクラッシュは、路面がすごくスリッパリーで、しかもあそこには大きなバンプがあったんです。それでバリアにヒットしてしまいました。残念ですが、わずか数分でチームスタッフが僕を再び送り出してくれて良かったです」





(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2, Ferrari)


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