マクラーレンは
「ホンダと今後10年間成功を収めたい」と語っているとの報道がなされたが、その肝は「ホンダは技術的にも
商業的にも素晴らしいパートナー」という点にある。
今年限りで
タイトルスポンサーのボーダフォンを失うマクラーレンは、財政難に直面している。セルジオ・ペレスを起用した段階から、その後ろ盾である
テルメックスから莫大な資金を引き出す目論見だが、それだけで年間200〜300億円というトップチームの予算が確保できるわけではない。
そこでマクラーレンは、ホンダからの直接的な資金援助、そして
ホンダとのコネクションを利用した
スポンサー獲得活動に奔走しているというわけだ。すでにケンウッドや曙ブレーキ、GSユアサ、エンケイなど日本企業とのつながりが強いマクラーレンだけに、日本のファンとしてもホンダに関連して
日本企業をスポンサーとして獲得する可能性に期待したい。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)