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【AUTO GP ニュル観戦記その4】

DTMはお祭りムードで大盛り上がり

2013-8-21 3:21






 DTMはドイツではF1以上に人気があり大変盛り上がりを見せるレースです。実際、お客さんもたくさん来場し、サーキットはたいへん盛り上がっていました。DTMの車両、スポーティでカッコイイですね!






 メルセデス・ベンツ、BMW、アウディのドイツ3メーカーがしのぎを削る選手権だけあって、パドックには巨大なモーターホームが。それぞれのメーカーごとに、チームの関係者&ゲスト用というかたちで用意されています。F1でいうところのレッドブルとトロロッソがモーターホームを共有しているようなものですね。





 お客さんはチケット購入者ならパドックの出入りも自由なようで、レースの雰囲気が楽しめてとても良い環境です。マシンや市販車のプロモーション用展示もあちこちに。サポートレースのパドックもすぐ裏にあり、ポルシェカップ、ユーロF3、そしてAUTO GP、シロッコカップなどといったように、いろんなレースカテゴリーのマシンやドライバーに触れあうことができます。レース好きのためによくできたシステムだと思います。







 土日に1回ずつ行なわれるピットウォークも、チケット購入者なら自由参加。でも某日本のレースみたいにキャンギャル目当てのお客さんなどはいないので、殺伐とした空気はありません(苦笑)。みなさん純粋にクルマやドライバーを見にいらしてます。ピットガレージ前ではサイン会が行なわれたり、ピット出口の頭上に組まれたステージがこの時間だけは下がってきて、そこでコンサートが行なわれたり! しかもコース上では同乗体験のヒストリックDTMマシンが全開で走っているという、不思議な光景。レース好きのお客さんを楽しませるための仕掛けがよく考えられていて、それが各メーカーのイメージアップにもしっかり繋がっているという印象でした。




 パドックだけでなくガレージやピットストップの設備、ピットウォールなど、いろんなところでF1のエッセンスが採り入れられています。が、F1よりもさらにエンターテインメント性が高いというか、サーキットでお客さんがお祭りとして楽しめるポテンシャルが高くされているというのが印象的でした。DTMの人気が高い理由がよく分かりました。




(text and photo by Mineoki YONEYA)


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