ベルギーGPの週末を迎えた
スパ・フランコルシャン・サーキットの、コース上の様子をチェックしておこう。
まず
路面は表面の摩耗が進んでおり、非常に滑らかでツルツルと滑るような状態になっている。ウエット路面になればさらに滑りやすさが加速することになるのもうなづける。
ただし、メインストレートのグリッド部分は舗装が新しく、滑り止めの切り欠きが加えられている。これによりメインストレートのグリップは向上しているはずだが、タイヤに与える影響はまだ把握されておらず、レース週末に何らかの変更が加えられる可能性もある。
高速域の多いサーキットゆえに、
縁石は段差のほとんどないものが設置されている。しかし最終のバスストップシケインのように低速のエリアにはカット帽子のためのソーセージ(カマボコ上のコンクリート)が縁石の内側に設置されている。走行時にここをヒットするとサスペンションにダメージを負う可能性もあるため、注意が必要だ。
ランオフエリアは数年前までグラベルだったものがターマック舗装に変えられており、コースオフのリスクは小さい。高速コースであるがゆえにこうした安全対策は重要だが、リタイアの台数が少ない要因にもなっている。
(text and photo by Mineoki YONEYA)