木曜の午後イチ、いつものようにサーキットを1周歩く王者セバスチャン・フェッテル。エンジニアもみんな揃って下を向いて歩いているのは、周りについてくるカメラマンが目障りだからではありません。
別項(サーキットライブ)でもお伝えした通り、メインストレートのグリッド部分にだけ排水と滑り止めのグラインダーがかけられてギザギザの模様が入っているから。
11番グリッドあたりまでにはこれがあり、それ以降はないということで、スタート時のグリップレベルに差が生じるのではないかという議論が持ち上がったものの、現時点では結論は出ず。金曜フリー走行の後にスタート練習を行ない、その結果を見て改めて対策の必要性が話し合われることになりそうです。
あのミシュラン騒動が起きた2005年USGPのインディアナポリスでも、バンク部分にこういうギザギザがついていて問題になったという経緯もあるので、少し気になるところではあります。
(text and photo by Mineoki YONEYA)