8月23日、ベルギーGPのフリー走行が行なわれ、完全ドライコンディションのFP-2ではセバスチャン・フェッテルがトップタイムを記録。マーク・ウェバーも2番手タイムを記録しており、レッドブルが速さを見せた。
金曜のスパ・フランコルシャンは朝から小雨がパラつく天候。路面はダンプ状態でFP-1の開始を迎え、各車ともインターミディエイトタイヤで走行を開始した。しかし次第に乾いていく路面でタイヤを痛めるのを嫌い、最低限の周回数に抑えざるを得なかった。
40分過ぎにはメインストレート以外がほぼ乾き、ドライタイヤでの走行が可能になり各車ともハードタイヤを履く。しかし11時15分頃に再び雨が降り始め、どのチームも充分な走行ができないままセッションが終了してしまった。
午後のFP-2は晴れ、完全ドライコンディションで開始。ハードタイヤでの走行の後にミディアムタイヤでショートランを行ない、ここでフェッテルがトップタイムを記録、レッドブルが1-2、ロータスが3-4タイム。
しかしフェッテルは15時9分に右リアタイヤのイン側が切れてバースト。ゆっくりとピットに戻ってきた。15時11分にはギド・ファン・デル・ガルデがスタベローでコントロールを失い、タイヤバリアにクラッシュした。
2011年にはブリスター問題に揺れたスパ・フランコルシャンだが、今週はピレリから内圧とキャンバーについて各チームに厳しい制約が課されている。それだけ高速走行でタイヤに掛かる負荷が大きいということで、今後に向けてやや不安の残るフリー走行となった。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Red Bull)