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鈴鹿サーキット、F1日本GP契約延長

契約書サイン直後の曽田浩社長を直撃Q&A

2013-8-24 5:29


 鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは8月23日、FOWC(フォーミュラ・ワン・ワールド・チャンピオンシップ・リミテッド)との間で2014年〜18年のF1日本GP開催契約を交わしたことを発表した。両者は今年3月に5年延長に向けて基本合意に至ったことを発表していたが、22日に曽田社長がロンドンのバーニー・エクレストンのオフィスを訪れ、最終交渉をまとめて正式に署名、契約締結に至った。

 曽田社長はその脚でベルギーGP開催中のスパ・フランコルシャンを訪れ、メディア関係者に向けて契約延長を正式発表した。その曽田社長に、今回の契約延長について直撃した。



ーー今後5年間の日本GP開催継続に向けて、どのようなビジョンを描いていますか?
「現状では日本人ドライバーも日本のメーカーもいない状況ですが、2年後には日本のメーカー(ホンダ)が復帰してくれることになっていますし、ファンの皆さんとしては当然日本人ドライバーもということだと思います。そんな中で私どもが何かできることというのはないんですが、この5年間でぜひともかつてのようなF1の人気の盛り上げを図っていきたいと思っています。決勝日が10万人のお客様がお見えになっていますが、最盛期には15万人のお客様に来て頂きました。この5年間、それを目指して努力して行きたいと思います」

ーーモビリティランドとしてもF1は是非とも継続したかった?
「はい。F1は鈴鹿サーキットというブランドを作ってきた一番大きなファクターだと思っていますし、世界最高峰のモータースポーツのレースを引き続き開催していくということが我々自身の底上げにも繋がると思っていましたから、F1は是非やりたいと考えていました」

ーーロンドンのオフィスでは、バーニーさんとはどのような話を?
「ああいう人ですから、最後の最後まで交渉をされましたね(苦笑)。さっとサインすれば済むのかと思っていたんですが、いろいろとまた条件が出てきまして、向こうの弁護士を交えていろいろと最後の詰めをやりました。2〜3行増えたり削ったりという作業をして、結局オフィスに着いてからも2時間くらいかかりましたね」

ーー他の開催候補国もあるぞというような揺さぶりは?
「それはもう、日常的にありますから(苦笑)。『いろいろあるぞ』とはいつもおっしゃっていますね。でも我々はすでに25回も開催していますし、日本GPの重要性は理解して頂いているというふうに思っています」


 F1日本GP開催契約延長に関する談話、今年の日本GPに向けた状況など、インタビューのフルバージョンは『週刊F1LIFE』に掲載する予定です。お楽しみに。

(text and photo by Mineoki YONEYA)


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