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【ITAサーキット・ライブ】

モンツァ・サーキットの路面と縁石をチェック!

2013-9-6 5:21
 イタリアGPの週末を迎えたモンツァ・サーキットの、コース上の様子をチェックしておこう。



 まず路面は古く、粗い。構造材の石がかなり顔を出していて、ザラザラになっている。やや白い石が多く、白っぽく見えるのが特徴だ。アスファルトのヒビ割れも多く、オールドサーキットらしさが垣間見える。



 ただしターン1の150m手前地点からや、セクター3から最終コーナーなどは比較的新しい舗装で、表面は最新のサーキットと同様の路面になっている。表面はグラインダーで真っ平らにならされている。



 超高速サーキットであるため縁石は基本的に低い段差のものが多用されているが、シケインなど低速区間ではショートカット防止のために縁石のさらに外側にオレンジ色のソーセージ(カマボコ状のコンクリート)が設置されている。



 第1シケインのターン1イン側はエイペックス付近に小さく設置されているだけだが、ターン2の方は縁石全体に大きく設置されている。ライン取りを正確にしなければ、このソーセージにヒットして大きくタイムロスすることになる。



 ランオフエリアはヒストリックサーキットらしく、芝生とグラベルの箇所が多い。レズモやアスカリ、パラボリカなどでのミスは即リタイアとなる可能性が高いだけに、注意が必要だ。



 しかしシケインなどブレーキングミスでコースオフしやすい箇所のランオフエリアはターマック(舗装)になっている。ただしショートカットによるタイムゲイン防止のため、ゴムのソーセージが複数設置されており、まっすぐにコースへ復帰することはできないようになっている。充分に減速して乗り越えなければヒットした際の衝撃は大きく、マシンにダメージを負ってしまうだろう。

(text and photo by Mineoki YONEYA)


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