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【シンガポールGP土曜レポート】

フェッテル圧倒的速さでポール獲得!

2013-9-22 1:55


 9月21日、シンガポールGP予選が行なわれ、セバスチャン・フェッテルがポールポジションを獲得した。金曜からライバルに大きな差をつけていたが、予選Q3では2回目のアタックを行なうことなくポールを確定させてしまった。

 Q1ではミディアムタイヤだけでなくスーパーソフトも投入して2回目のアタックを行なうチームが続出する中、レッドブル勢はQ1をミディアムの1回のアタックだけで通過。Q2でも1回のアタックのみでトップ通過してスーパーソフトタイヤをセーブした。ここではメルセデスAMG勢も最初の中古スーパーソフトのアタックのみで3位・4位で通過している。



 Q3では2セットの新品スーパーソフトを残しているレッドブル、メルセデスAMG、ロマン・グロージャンのみが開始直後にアタックを行ない、フェッテルは最初のアタックで2位ニコ・ロズベルグに0.6秒の大差を付けて首位に立った。

 これを受けてフェッテル陣営は2回目のアタックを行なわないことを決定。他車はすべて最後のアタックに出て、ロズベルグが僅差まで迫ったものの僅かに届かず、フェッテルがポールポジションを獲得した。3位にはグロージャンが飛び込み、マーク・ウェバーは4位、ルイス・ハミルトンは5位に留まった。



 健闘したのはエステバン・グティエレスで、Q2の1回目アタックに多くのクルマが新品スーパーソフトを投入する中、Q1で使用した中古でアタック。そして2回目のアタックに新品を投入して6番手タイムを記録し、自身初となるQ3進出を果たした。ニコ・ヒュルケンベルグは一時的なDRSトラブルに見舞われながらも11位に入っており、ザウバーは好調さを見せている。

 Q3では新品のスーパーソフトを使わずにノータイムでセッションを終え、10位。しかし明日の決勝に向けてスタートタイヤの選択権を手にしており、上位のマシンとは異なる戦略で自身初のポイント獲得に挑むことになる。

 予選で良いところなく13位に終わったキミ・ライコネンは、2001年のクラッシュに端を発する背中の痛みに苦しみ充分に攻めた走りができず。予選セッション後はメディア対応を行なうことなく即座にサーキットを後にしてホテルへ帰り、決勝出場に向けて休息を取ることとした。しかしシーズンで最も身体的にタフなレースだけに、不安が残る。

 土曜午後のGP2レースでは、終盤にリアタイヤのデグラデーションが進み、ペースを落としたマシンが大きくポジションを落とすといった場面が見られた。ターン1や7、10、13などでのブレーキロックも多く、フラットスポットによるタイム低下に苦しむドライバーもいた。F1の決勝では2ストップ作戦が予想されるが、どのような展開になるか楽しみだ。





(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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