10月5日、韓国GP予選はセバスチャン・フェッテルが4戦連続となるポールポジションを獲得した。
フェッテルは午前中のFP-3でもトップタイムを記録。やや雲が多くな路面温度が下がっていった予選でも、Q1はミディアムの1アタックのみで通過、Q2でもスーパーソフトの1アタックのみでQ3に2セットの新品スーパーソフトを残す。1回目のランで完璧なアタックを決め、2回目のアタックでルイス・ハミルトンが逆転できなかったため最後のアタックを終える前にポールを確定させた。
フェッテル同様にQ3に2セットの新品スーパーソフトを残すことができたのはマーク・ウェバー、メルセデスAMGの2台、ロマン・グロージャンのみ。今週末はこの5人だけが別次元の速さを持っていると言って良さそうだ。キミ・ライコネンはQ3唯一のスーパーソフトでのアタックでミスを犯し、9番手に沈んだ。フェルナンド・アロンソも「前とは0.4秒の差がある。これはどう転んでも逆転は不可能だった」と6番手に納得の表情を見せた。
予選セッション中も路面は大きくインプルーブしたため、タイムはどんどん向上していったが、最終アタックでは風向きが変わったためにタイムを伸ばすドライバーは少なかった。さらに土曜の夜には雨が予報されており、本格的に降れば路面が再びグリーンな状態になる。
日曜以降はずっと雨まじりの予報になっており、決勝が雨になる可能性もまだ残されている。そうなれば決勝は全く予測不可能な展開になるかもしれない。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)