インドGPのサポートレースはただひとつ、MRFチャレンジというレースの開幕戦がF1に合わせて開催されています。今週末に開幕し、バーレーンで2ラウンド、さらにチェンナイで第4ラウンドの計14レースで争われるウインターシリーズです。
このMRF2000シリーズに参戦する日本人ドライバーが2名。昨年も参戦していた陣川雄大選手(写真)と、夏に行なわれていたMRF1600シリーズに参戦していた道見真也選手です。
MRFというのはインド最大のタイヤメーカー。シリーズで使用されるタイヤももちろんMRFのワンメイクです。ちょっと個体差があったりして大変らしいですが、コンパウンドは柔らかめで特性はピレリに似ているんだとか。1ラウンドで4セットも使えるなど、下位カテゴリーとしてはかなり贅沢なパッケージです。
モノコックはダラーラ製のF308をベースにしたもので、エンジンはルノー・スポールの2リッターエンジン。それ以外のパーツはインド製にすることで車体価格を抑え、参戦費用も格安でなおかつたくさん走り込めるという、若手にとってはありがたいシリーズ。
しかもチャンピオンになると高額の賞金も出るとあって、ヨーロッパからフォーミュラ・ルノー3.5やGP3、ユーロF3に参戦しているドライバーもたくさん参戦しています。GP3でタイトル争いをしていて、7月にシルバーストンでマルシアのテストをしたティオ・エリナスなども。
こちらは道見選手です。『君が代』が聴けるように頑張って頂きたいですね!
(text and photo by Mineoki YONEYA)