イタリアでメディアを招いたスキー大会という名のお遊び接待『WROOOM』が開催されていたので、フェラーリ関連のネタがたくさん出てきています。
その中で大きく報じられたのは、アロンソくんが「ホントに速いのはハミルトンだけ」と語ったというもの。うがった見方をする人もいるようですが、これまでも彼はことあるごとにそう語ってきてます。セバベとタイトル争いをする中でも「遅いクルマでも勝てるのはルイスだけ」とか「僕が実力を認めているのはルイスだけ」と語っていました。
2007年にチームメイトとして同じクルマで走っていますし、遅いクルマで苦労させられながらもしっかりと結果を残してきているという意味で、ハミのことは本当にものすごく高く評価しているようです。理屈では説明できない驚異的な速さという、特別なドライバーには欠かすことのできないものを彼の中に感じているんでしょう。
もちろん、最速マシンでタイトルを獲ってきたセバベに対する当てつけの意味もあるんでしょうが、セバベだってチームメイトに比べれば圧倒的な速さを見せてきているわけで、もしアロンソくんがセバベと同じマシンに乗ればセバベの速さを認める日が来るかもしれませんね。
また、「必要があればマッサをサポートすることもいとわない」とも発言。もちろんフェラーリとはそういうチームですし、アロンソくんも本心からそう思っていると思います。が、絶対にそんな状況にはならない、とも思っているでしょうが(笑)。絶対にそんな下克上が起きないのもまたフェラーリというチームですからね(苦笑)。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)