我々取材班はアブダビではなく、同じUAE内のドバイに宿泊してサーキットへ通っています。アブダビの街も結局サーキットのあるヤス島からは30kmほど離れていて、それならホテルの安いドバイの端から70kmほど走って通うのも悪くなかろうと。ガソリン代も水より安いくらいですから(リッター45円くらい)。
ドバイからアブダビまでは真っ直ぐの高速道路が砂漠の中を突っ切って走っています。狭いところでも4車線、広いところだと7車線。制限速度は120km/hでレーダーカメラも設置されているのですが、全く気にせず全開で突っ走る高級車・大型SUV車も多数……。
道端には巨大な王様の絵も飾られています。ここは首長国、つまり首長様のものですから。でも地元のUAE国籍の人は人口の25%ほどで、仕事面や手当金などかなり優遇されているそうです。サービス業など主な労働力はフィリピンやインドからの出稼ぎ労働者。確かに暑いですが、安全で清潔な労働環境ですから、彼らにとっても良いことなのかもしれません。
45分ほど走ると、ヤス島に到着。フェラーリワールドも見えてきます。近くで見ると何がなんだかよく分かりませんが(苦笑)。
(text and photo by Mineoki YONEYA)