12月9日、F1戦略グループとF1委員会の会合がパリで開かれ、2014年以降に向けた規定変更点が承認された。コストキャップ制の導入、ピレリ・タイヤテストの実施、カーナンバー固定制、新5秒ペナルティの導入、最終戦のポイントを2倍にといった内容だ。それぞれを詳しく解説する。
【ドライバーのカーナンバー、固定制に】 各ドライバーは2〜99までの間で数字を選択し、F1に参戦するキャリアを通してこのカーナンバーを使用することになった。カーナンバー1はチャンピオンナンバーとしてリザーブされ、チャンピオンは自身のナンバーか1のいずれかを選ぶことができる。
希望が重なった場合は、前年度のランキング上位のドライバーに優先権が与えられる。
各ドライバーがどんな数字を選ぶのか、各個人の性格や好みが垣間見えそうで楽しみだ。ドライバー同士での暗黙の譲り合いといった人間模様が見えることもあるかもしれない。
なお、そのドライバーがいったんF1から離れればそのカーナンバーは再び使用可能となる。仮に再度復帰する際に他ドライバーが使用していた場合には、別のカーナンバーを選ぶことになる。つまり、生涯固定というわけではない。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)