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2014年F1デビューは白紙に

ロシア人若手シロトキンの処遇は?

2013-12-21 16:05


 ザウバーのテストドライバー就任が決まったセルゲイ・シロトキンは、8月の契約発表当初は2014年のF1デビューも噂されていたものの、チームは「レーシングドライバーとして育成する」としていただけで、レースドライバーに起用するとは明言していなかったことは本サイト『F1LIFE』でもお伝えした通り。

 シロトキンは9月のイタリアGPで初めてF1の現場に姿を見せたが、この時はマーケティング部門のスタッフに“招待された”かたちで、いわゆるお客さん状態。ピット練習をするマシンのコクピットに座ってみたりはしたものの、技術チームや首脳陣との距離は感じられた。

 9月後半にはソチのグランプリ予定地でザウバーの昨年型マシンでデモ走行し、10月にはフィオラノで2009年型フェラーリマシンをテストドライブしスーパーライセンス申請に必要とされる300kmのレーシングスピード走行をクリアした。しかしそれ以降に大きな動きはなく、当初噂されていた300億円超という出資はまだ果たされていないようだ。

 来季はザウバーのテストドライバーとして、走行時間が拡大される予定の金曜フリー走行FP-1に参加し、F1マシンとサーキットを学習する。確かにこれは現状の中では好条件のオファーだと言える。またシロトキン自身は来季の主眼はワールドシリーズバイルノー(フォーミュラ・ルノー3.5)で好成績を挙げることだとしている。

(text by Mineoki YONEYA / photo by Sauber)


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