世界に名だたるF1ドライバーたる小林可夢偉が、赤坂の東京バーチャルサーキットでシミュレーターに乗る。そんな貴重な映像が、YouTube上に公開されています。

Kamui Kobayashi on Simulator

　普通なら「え、本物？」と疑ってしまいそうな映像ですが、これを公開した主は、あの吉本大樹センシュ。コバヤシ選手のマブダチですやん（笑）。マジですやん（笑）。



　まずは鈴鹿を走るコバヤシ選手。おお〜、さすがF1ドライバー。遊びに来てちょろっと乗ったふうなのに、さすがのマシンコントロール！ と思いきや、デグナー2個目の出口ではらんで縁石に乗りスピン。横から聞こえる、砂子塾長の「はい、はい、はい〜」という嬉しそうな声（笑）。


　続いては、テスト等でも走り込んでいるバルセロナ。こちらはデータロガー画面も映り込んでおり、TVCで走る人にとっては参考になる映像ですね。スロットルの踏み込み方や、ブレーキペダルをいかにじわっと戻していくかといったあたり。逆に、F1のペダルってこんな感じなんだ〜と逆算してみたり。

　低速セクションのセクター3では、ブレーキを軽〜く踏むだけでクルマの向きを変えているのも、なるほどな〜という感じですね。テレビ中継の車載映像でもタコメーターに合わせてスロットルとブレーキの開度も表示されていますが、ブレーキはオンオフ表示だけで％までは分からないんですよね（スロットルはアナログ表示）。そういう意味でも、現役F1ドライバーのマシンコントロールテクニックが垣間見れる貴重な映像なのではないでしょうか。

（text by Mineoki YONEYA）