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フェラーリが2チームに分かれてマシン開発?


2012-12-23 17:19

 フェラーリが2013年と2014年のマシンを別々の設計チームで開発していくとのこと。2014年はエンジンが1.6リッターに変わり、マシンが大きく変わりますから、2013年用の開発から流用できる技術は少ないですし、2014年以降の勢力図を考えてもその準備が非常に重要だと判断したためでしょう。

 チーム内で設計チームを2つに分けるというのは、別に新しいことではありません。マイルドセブン時代のルノー(現ロータス)はガスコイン指揮下で2つのデザインチームを回して1年ごとに別々のチームで開発していました。その主任設計者2人のうちの1人が現ケータハムTDのマーク・スミスですね。だからルノーはマシンの出来が奇数年は良くて偶数年は悪いなんて言われたものですが……。

 今回のフェラーリの場合は、2013年と2014年の両方を見る責任者がTDのフライとチーフデザイナーのトンバジスの2人いますから、ルノーの体制よりも設計思想に差はなくなるかもしれません。

 また、フェラーリはコラレーションの問題を抱えていたマラネロの風洞を改修のため閉鎖してTMGの風洞に集中することにしましたから、空力開発の精度も上がるでしょうし、期待しましょう。

Ferrari to split F1 design programmes for 2013 and '14 cars
http://www.autosport.com/news/report.php/id/104906
フェラーリ、2014年を見据え技術体制を再編
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=1&no=45654

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)

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