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日本GP直前スペシャルトーク【小林可夢偉×山本左近×近藤真彦】(その2)


2010-10-4 17:50


 10月3日にお台場で行なわれた『MOTOR SPORTS JAPAN 2010』にて実現した小林可夢偉×山本左近×近藤真彦のトークショー。日本GPに向けた抱負、今シーズンの振り返りなどをじっくりと語ってくれたその内容を、日本GP直前企画としてお届けします。笑いあり、真面目な話もあり、ですがほとんどが笑いばかりの楽しいトークです。後編をお楽しみください(前編はこちら)。


鈴鹿に行く人の少なさに、可夢偉ショック!

MC「(会場に向かって)ちなみに、来週鈴鹿に行く方はどのくらいいらっしゃいますか?」

近藤「すごいですね、少ないですねぇ」

可夢偉「少ないですよねぇ、ちょっと今のんショックでしたよ、僕(苦笑)。アレ?って。このトークショーを聞いて、今からチケット買いに行こうっていう人は? (あまり反応なし)アレ? ちょっと残念やなぁ……」

MC「テレビでご覧になるという方は?」

近藤「やっぱりテレビが多いんだ。テレビのオンエアやめちゃおうかな、もう! やめちゃえば鈴鹿に来てもらえるだろ!(笑)」

可夢偉「フジテレビさん、お願いします!(笑) F1は生で見てもらいたいですよね。その楽しさを僕らも伝えたいと思ってるんで、みなさんぜひサーキットに来て楽しんで帰ってください!」

MC「鈴鹿を観戦するならオススメの場所はありますか?」

可夢偉「いや、レース全体を楽しんで欲しいですね。それと僕がオススメしてるんは、意外と美味しいゴハンとかあるんですよ。あ、僕は食べ物しか興味ないんで(笑)」

「じゃんじゃん焼きっていうのがオススメです。お店は2箇所くらいあるんですけど、千切りにしたキャベツを鉄板で焼いて、その他に豚肉とか牛肉とかてっちゃん(ホルモン)とか選べるんですけど、それにうどんとかもやしとかを入れて、最後に味噌をのっけて、キャベツの水分がなくなって水蒸気で蒸すような感じになって、良い感じにミックスされるんですよ、これが」

近藤「それ、左近がまた食中毒になるっていう(笑)」

可夢偉「上手い!(笑)」

左近「え、可夢偉それ食べに行くの?」

可夢偉「食べに行きますよ。行けば会えるチャンスがあるかもしれないですね。一応、(木曜から日曜まで)毎晩全部攻めるつもりなんですけど。時間帯も設定しときましょか?(笑)」

左近「鈴鹿は世界でも珍しいコースレイアウトですよ。特に前半の1コーナーからS字を抜けてデグナーまでのセクター1と、ヘアピンを抜けた後の後半ではサーキットの特性が全然違うんですよね。そうすると、ドライバー的にもクルマのセッティング的にもどっちかに偏りがちなんですよね。そうするとどっちかが難しくなるんです」

「特にセクター1は40秒くらい常に左右にクルマが曲がり続けているっていう、なかなか他にはないレイアウトなんで。1コーナーの入りからS字をどれだけ速く走れるかっていうのが決まってきちゃうんで、そういう意味では1コーナーからデグナーを抜けるまで繋がってるんですよね」

「それに路面にバンプもあるんで、雨が降ると水が溜まりやすくて、ミスをしやすいんです。しかも壁が近いんで、ミスがすぐクラッシュに繋がるっていう、市街地サーキットに近い環境なんですよね。だから僕としては日曜日に結構大きな雨に降ってほしい(笑)。僕らのスピードは変わらないけど、相手がいなくなってくれて、自分たちがミスをしないっていうのが重要だと思うんで。最後まで全力を尽くして良いレースをしたいと思います」


悔しさを日本に残して7年やってきた(可夢偉)

MC「ところで、これまで一番印象に残っているレースは?」

左近「やっぱり2006年のスーパーアグリで日本GPに帰ってきた時ですね。初めての母国グランプリということで、ものすごく感動しました。鈴鹿でF1を見てF1ドライバーに憧れて、実際に自分がF1ドライバーとして日本に帰ってきたっていうのは、すごく強烈に印象に残ってますね。日本の皆さんからの応援にもすごくパワーをもらいましたし、そのパワーのおかげで次のブラジルでビックリするような速さも出せたし」

可夢偉「え〜っと、ずっと考えてたんですけど、全然思いつかなくて(笑)。ヨーロッパに行ってから、あんまり印象に残ったレースってないんですよね。最近ずっと思うんですけど、7年間日本でレースをしてなかったんで、一番悔しい思い出を日本に残してヨーロッパに行ったんですよ、僕は。その7年前の悔しいレースが鈴鹿でした(笑)。だから今回はリベンジですね」

MC「去年のフリー走行で走った時の感想は?」

可夢偉「すごい雨が降ってて、コースに着いて30分後には乗れって言われて、正直、周りも見えてなかったんですよね。ステアリングの操作に慣れるのとかでいっぱいっぱいで。ホントに乗れたことは良かったと思うんですけど、雨の中で(2月のテスト以来)8カ月ぶりにF1に乗るっていうのはかなりキツかったんですよね。だから結構、“試練”の思い出しかないですね。でも今年はしっかり準備できてるんで、頑張ります!」

MC「それでは、最後に皆さんへのメッセージをお願いします」

近藤「僕はF1の素晴らしさとか美しさを伝える方の立場なので、フジテレビを通じて日本全国にF1の素晴らしさ、プロの素晴らしさみたいなものを伝えられればと思っています。それに今回は普段の深夜帯とは違ってわりと早い時間、16時からオンエアされるので、F1に興味のない人も見てくれると思うので、わかりやすく説明して、日本人のこういう二人が走ってるんだ、っていうところも伝えていければと思います」

左近「3回目になる母国グランプリで皆さんの前で走れることを本当に楽しみにしています。僕自身、ホントはもっともっと速く走りたいんですけど、さっきも言ったようにすごく限られた状況の中で、自分たちのできることに集中して、全力を尽くして、スタートしてからフィニッシュするまで一瞬も気を抜かずに良いレースをしたいなと、心から思っております」

可夢偉「初めての日本GPにでるということで、色んな部分で楽しみにしています。7年ぶりに日本のファンの人たちの前でレースをやるっていうのがどんなものなのかっていうのが今でも分からないんで、それを楽しみにしつつ、そこで良いレースをして、日本人が世界で戦えるんだっていうことをみんなと一緒に共感できるようなレースをしたいと思いますんで、応援をよろしくお願いします!」

 

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