ニュルブルクリンクは山の中にあります。ド田舎です。
サーキットは最近のティルケサーキットとは違い、ちょっと昔ながらの雰囲気もあり。こんなアップダウンもあります。
奥のヘアピンからグ〜ッと上って「ミハエル・シューマッハS」。こんなクネクネを全開で抜けて行くなんて、頭がオカシイですね!
一方、新しいスタジアムセクションの出口、メルセデススタンド前のターン4は、イン側がものすごくガードレールに近い! こんな近さです。コケたらコースに転がり出て轢かれちゃいますね、間違いなく。
山の中を走り抜けるイメージのあるニュルブルクリンクですが、実はターン4の先は橋になっています。サーキットから山を下りていく大きな道が、コースの下を通っているんです。なので、実はこの部分は高速道路みたいに橋ゲタになってます。
下に見えるのが一般道。向こう側には折り返しのターン11手前の橋も。奥がターン11〜12のシケインですね。
今年は初日の木曜から良い天気だな〜と思っていたら、夕方にはあっという間に雨に。やっぱり山の中。ニュルウェザーですね。
なので、コース上にはこんなスタッフを派遣しているチームもあります。コースサイドで空を見ている人。レッドブルはフリー走行でコース各所に人員を配置して無線で何やらやりとりしてました。
ニュルは標高も高いので、とにかく寒かった! 7月なのに、こんな気温。2011年はヨーロッパ全体が異常気象で寒かったんですが、ニュルはそれに輪をかけて寒かったですね。
サーキットにはオールドピットも残されています。最終コーナーの外側。おそらく、昔のそのままの建物ではなく、再現されたものなんでしょうが、昔はこんな感じだったんですね。シルバーストンも、改修される1年前まではまさにこんな感じでしたけどね(苦笑)。
反対側には、コースからも見えるドリント・ホテルが見えます。1コーナー側に新しいホテルもできましたが、ドリントの方が近いのでドライバーの皆さんはだいたいここにお泊まりです。
ニュルブルクリンクは2009年に新しいサーキットビルディングを建設して、F1ビレッジやグッズショップ、映画館、カートセンターなどを併設しました。その中に博物館もあって、それがこちら。
F1マシンやDTMマシンなど、ドイツ関係のマシンや展示物がいっぱい。
BMW時代のザウバーの装備一式も収容されています。
歴代チャンピオンの蝋人形も。もちろん等身大で、似てる度合いはちょっとアレな感じでした……(苦笑)。
ニュルは最寄りの空港がないので、たいていはフランクフルト空港でレンタカーを借りてサーキットまで(ケルン・ボン空港利用で、ボンからバスという手もありますが)。で、なぜか多かったのがFIATの500(チンクエチェント)。こちらメディア駐車場ですが、なぜかチンクだらけに。
これだけクソ寒いのに、キャンバス幌のカブリオレ仕様が与えられた我々でした……。悔しかったので、一度だけ開けてもましたが極寒すぎて、とても無理!
2009年に新設された大型コンプレックス。前回開催時の当時はまだ半分完成してなくて微妙でしたが(苦笑)、さすがに今回は完成していました。
ただ、世界最速と言われたジェットコースターは、運転しておらず。運転すると建物のガラスが割れるからだそうです(苦笑)。というわけで、世界最速のジェットコースターはアブダビのフェラーリワールドですので。
みなさん、周辺のボン、コブレンツなどからバスでこうやってやって来ます。駐車場は遠いし大渋滞ですしね。
「ヴァージンが緊急重大発表!」というから、何事かと思ってモーターホームに急行したら、「ティモが残留します」と。いやね、そりゃあ確かに地元ですけども。
日曜のレース後、後片付けの進むニュルにはキレイな夕陽が降り注ぎました。各チームのみなさん、トランポはこのままブダペストへ陸路で急がなければならないので、大変でしたが、しばしの癒やし。
雲間から、こんな美しい太陽の光が降り注いでいました。
インターネットもないニュル付近の民宿はもうイヤだ、ってことで、日曜の夜はキリの良いところで切り上げてサーキットをあとにし、フランクフルトまで2時間ほどの道を急ぎました。
夕食はこちら。ニュルの近くにある、フェラーリのスタッフも通うというイタリアンレストラン『キャバリーノ』。時間ギリギリだったのでピッツァしかないけどいい?みたいな感じでしたが、なんとかちゃんとしたものにありつけてセーフでした。
このあとフランクに向かう道中、ものすごい雨に遭遇したんだったよなぁ……。
その他、ドイツGPの『現地直送便』はこちらをご覧ください。
http://www.f1-life.net/modules/news2011/index.php?cid=34(text and photo by Mineoki Yoneya)