オーストラリアGP初日のセッションを午前・午後ともトップタイムで終えたセバスチャン・フェッテルは、非常に満足げな表情で初日のセッションを振り返った。
ーーオーストラリアGP初日を終えて?「全体的に良い1日だったね。タイムシートの一番上ではあるけど、それにはそんなに大きな意味はない。でもマシンバランスは良かったし、テストで充分に走り込んだおかげでマシンにはトラブルもなかったし、走っていて楽しかった。ここは良いサーキットだしね。シーズンの初日にこうしてトラブルフリーで予定していたプログラムを全てこなすことができたのには満足だよ」
ーー自分たちのポジションは見えた?「もちろん昨日までよりは少しばかり見えてきたところもあるけど、まだどうなるか分からない。実際、ここに来た時には(気温35度以上で)すごく暑かったのに、今は涼しいくらいだしね。気候はあっという間に変わる。それがタイヤやマシンバランスにどう影響するかは予測できないけど、変化に対して準備をしておく必要はある。たった数度の温度変化がタイヤ特性を大きく変えてしまう可能性もあるからね。今日のマシンバランスには大満足だけど、コンディション変化によってそれが変わる可能性もあるから、落ち着いて正しい決定を下す必要がある」
ーータイヤの感触は?「テストの時よりも悪くないね。全く特性の異なるサーキットだから予想は難しかったけど、確かにスーパーソフトはほとんど保たない。でもミディアムは充分に保つし、レースタイヤとして充分な性能を有していると言えるだろう。もちろん予選ではスーパーソフトの方を使うことになるだろうけどね」
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)