マレーシアGPの週末を迎えたセパン・サーキットの、コース上の様子をチェックしておこう。
まず
路面はやや白みがかった舗装のように見えるが、それは拡大して見ればこの通り。構造材として白っぽい色の石がたくさん使用されているからだ。
表面は
非常に滑らかで、真っ平らにグラインダーで成型されたよう。サーキット自体には昨年から改修は加えられていないが、路面表面の摩耗は進んでいるのかもしれない。
元々の地盤が湿地帯であるため、ブレーキングエリアが
波打ったようにバンプになっている。走行を重ねてくると、ラバーの乗り方で分かるはずだ。
コーナーのイン/アウトに設置されている
縁石はこちら。これは大きく回り込んだターン1のイン側縁石で、通常の山型ポジティブ縁石に、さらに外側には
細かいギザギザの縁石が加えられている。
そしてグリーンとの境目には
排水溝があり、コース上に水が流れ込んでこないように工夫はされている。アウト側にも同様の仕組みが用意されているが、
豪雨の際には用をなさないことも事実だ。また、縁石の中にも一部に排水溝の金網が露出している(写真の白の部分)。
(text and photo by Mineoki YONEYA)