第3戦中国GPの舞台、上海インターナショナル・サーキットを、ニコ・ロズベルグに解説してもらった。昨年の初優勝が記憶に新しいが、2010年にもメルセデス1年目で表彰台を獲得するなど、本人も自信を持っているサーキットだ。
「上海インターナショナル・サーキットは、ドライバーにとってチャレンジングで楽しくて、良いサーキットだね。まさにドライバーズサーキットだね。このサーキットを走るのは大好きだよ。いつもすごく速さを見せられているしね。2010年は3位表彰台に上がったし、去年は初優勝もできたし、良い思い出がたくさんある」
「2本の長いストレートがあるから、オーバーテイクのチャンスも充分にある。いろんな速度域のコーナーが織り交ぜられているし、特に高速セクションが多いのが良いね。長いコーナーもたくさんあってユニークで面白い。メルボルンやセパンとは特性がかなり違って、ここはリアよりもフロントタイヤにかかる負荷が大きいんだ。だからフロントリミテッド(フロントの性能によって速さが決まる)なサーキットだ」
「中国のファンはとても熱心だし、上海の街自体も素晴らしくて、僕も毎年ここに来るのを楽しんでいるよ。異文化に触れるのはいつだってとても楽しいし、ショッピングモールやレストラン、バーなど、ここは(セッション後の)夜に訪れるべき場所もたくさんあるよ(笑)。コース上だけでなくコース外でも楽しいレースのひとつだね」
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)