中国GP金曜日でトップタイムを飾ったのはニコ・ロズベルグとフェリペ・マッサだったが、今回の決勝でも重要になりそうな
ロングランでは全く異なる結果が出ている。
ロングランでゼロデグラ、つまり燃料が軽くなっただけ速くなっていくペース推移を見せていたのは、
レッドブル(マーク・ウェバー)とロータス(ロマン・グロージャン)だ。今回は路面コンディションが良くなかったこと、さらにはテスト項目が少なくなかったことから、各ドライバーで別々のプログラムをこなしているチームが多い。片方のドライバーだけがロングランを担当したチームも少なくない。
例えば、ルイス・ハミルトンはマレーシアGPで問題になった燃料セーブのための走行方法を様々なマッピング、様々な走り方で試していた。
金曜の段階では燃料搭載量が分からないとはいえ、決勝は上記の2チームが2回ストップに挑戦してくる可能性がある。予選から決勝まで完全にドライ路面で行なわれるのは今シーズン初の展開になるだけに、それがどんな結果になるのか、シーズンの行方が見えてくるかもしれない。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)