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【F1LIFEブックストア】年末年始はF1関連書籍を楽しんではいかが?


2012-12-29 12:08
 

 年末年始のお休みには、ゆっくり読書でもしたいものです。F1関連の書籍も、実はたくさんあります。この機会に改めてじっくりと読んでみてはいかがでしょうか?

 というわけで、こちらのコーナーでは数回に分けてF1関連書籍をご紹介していきたいと思います。F1LIFEによるレビューも参考にしてみてくださいね。


可夢偉が、右京に! 小林 可夢偉;片山 右京

内容紹介(Amazon.comより)
F1界の新旧スター、夢の顔合わせ!!

小林可夢偉 初の著書にして、
F1ドライバー同士による日本初の討論書!!
全F1ファン必読の、2度とない歴史的1冊!

超ハードスケジュールのふたりが
時を忘れて語りあった6時間。
それは1976年富士から続く想いと
今年からずっと見られるであろう夢が、
濃密に詰まった奇跡の邂逅だった。
(構成=尾張正博)

【章立て】
★第1章 オーバーテイク理論
 トップドライバーを追い抜く手順 / ヘアピンでの5回のオーバーテイクを徹底解説 ほか
★第2章 F1タイヤの使用法
 ブリヂストンとは、なにか / 可夢偉×右京 タイヤトーク ほか
★第3章 プレッシャー考
 新世代ドライバーのF1観 / 母国グランプリに臨む心境 ほか
★第4章 表彰台・優勝の可能性
 日本人はF1で勝てるか / ぶっちゃけトーク「好き嫌い」 ほか
★第5章 レーシング人生哲学
 F1になにを求めるか / 現実をどうとらえるか

レビュー
ジャーナリスト相手にはなかなか語ってくれないドライビングに関する技術的・精神的な話も、元ドライバーの右京さん相手にはかなり語ってくれています。そんなところからも、コバヤシ選手の哲学が垣間見えたり。単純なドライビングの話だけでなく、彼の精神面を理解する上でも必読の書と言えます。


トヨタがF1から学んだこれだけのこと 赤井 邦彦

内容紹介(Amazon.comより)
表彰台13回も優勝はゼロ――足かけ10年、巨費を投入したF1プロジェクトから何を学んだのか? 第一線のモータージャーナリストが「世界基準のマネジメント」の観点から徹底取材し描き出すもう一つのトヨタの物語。

1999年、奥田碩社長の「F1はどうだ?」のひと言から始まったトヨタのF1チャレンジ。紆余曲折を経ながらも高性能のクルマの開発に成功、優秀なドライバーも育ち「表彰台の中央」まであと一歩、「来シーズンこそは優勝」を確信する現場の思いとは裏腹に、リーマン・ショック後の世界的不況のなか「継続」か「撤退」かに悩む本社。そして2009年、豊田章男社長による「最後の決断」。世界のモータースポーツを知る筆者が、国内外のキーマンたちに直接取材。プロジェクトに携わった人々の汗や涙や笑い、巨大自動車メーカーが取り組んでも手に負えなかったF1という世界の魅力と闇、そして結果的にトヨタがそのF1から学んだことは何かを描き出す。

レビュー
タイトルからすると単調で説明調のビジネス書のように思えますが、中身はF1ドキュメンタリー。巨大自動車メーカーがF1に参戦するというのはどういうことなのか。その裏側で奮闘する人々の姿が描かれています。F1関連書籍としては最新の1冊ですし、F1ファンの視点でも純粋に読み物として楽しめます。


鈴木亜久里の挫折―F1チーム破綻の真実 (文春文庫) 赤井 邦彦

内容紹介(Amazon.comより)
2006年、世界を驚愕させたプライベートチーム「スーパーアグリF1チーム」を設立してのグランプリ参戦。2007年、幾多の苦難を乗り越えた末の佐藤琢磨による2度のポイント獲得。2008年、シーズン途中での無念の撤退―。僅か2年半に凝縮されたF1チームの光と影。その真相を鈴木亜久里本人の証言を交えながら描く決定版。

レビュー
元々は山海堂から出版された『鈴木亜久里の冒険』が、版元の倒産を受けて文庫本として出版されたもの。しかしチーム撤退の顛末など大幅に加筆修正されています。

チーム撤退の顛末描写が薄いというレビューが書かれていますが、参戦までの紆余曲折(某社がスポンサーに付くとか付かないとか50億円の供託金とか)もそうですが、大人の事情ではっきりと書けない部分は行間に滲ませてあるので、いろいろ想像しながら読むのも楽しいのではないかと思います。


F1 トヨタの挑戦 赤井 邦彦

内容紹介(Amazon.comより)
トヨタがF1に参戦する決断を下した背景には、21世紀を睨んだ企業戦略があった…。現場とトップ、それぞれの熱き戦いを描く。『Sports Graphic Number』連載を再構成し、大幅に加筆して単行本化。

レビュー
やはり、トヨタF1に関わった(本社、TMGの)人々の内状に迫っているドキュメンタリーです。出版された当時はまだ参戦し始めたばかりで、これから飛躍していこうという勢いがバリバリに感じられる時期でしたから、特に現場で働く人々の奮戦をリアルタイムに近いかたちで描いているので、生々しさがあります。


トヨタF1 最後の一年 (CG BOOKS) 尾張 正博

内容紹介(Amazon.comより)
なぜトヨタはF1で勝てなかったのか?なぜ撤退しなければならなかったのか?継続か、撤退か。企業チームとしてF1を戦うジレンマと宿命の狭間で、男たちは、組織に背を向けようともF1を戦い抜くと決意した。

レビュー
初優勝も現実味を帯びながらなかなかたどり着けない苦労を描くと同時に、トヨタ本社がF1撤退の方針を決定しようとする中で、チーム存続のため奔走するTMGの人々の姿も描く本。

TMGによるマネジメントバイアウトへの努力、それが成功していたら今頃F1はどうなっていたのか……現在のWEC活動にも続くTMGの奮戦だけに、リアルに読んで楽しめるのではないでしょうか。
 

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