10/15、16に幕張メッセで開催されるホビーショーにて、ついに京商のMINI-Z Racer Formula Carの新モデルがリリースされます。ミニッツレーサーとは、手のひらサイズながら非常に高性能、高精度なラジコンで、ホビーラジコンにカテゴライズされるモデルです。 今回はベースシャシーに若干の変更が施され、さらにスリックタイヤ、2010年レギュレーションのウイングが装着されての登場です。 この前からのビューの再現度! 素晴らしいです。写真でこれだけ寄ってこの再現度なので、走る姿はF1そのもの。 20センチの、しかも非常にスリムな現代のF1ボディにメカ類とパワーユニットを収め、なおかつサイドポッド下部の絞り込みをここまで表現できたのは、ボディ制作者の頑張りだと思います。 それもそのハズ、ボディを担当したエンジニアは、超がつくほどのF1ファン。このエンジニアさんでなければ、ここまでこだわった作りにはならなかったハズです。 もちろんFダクトだって、形状が再現されています。 ココを固定してしまうかどうかは、実はF1ラジコンのリアサス構造に関わる部分だけに大注目だったのですが「リアウイングはギヤボックス側につくもの」という固定観念を吹き飛ばす発想で設計されています。しかも、Fダクトのない2011年バージョンを作っても、ウイングは固定できるように設計されていますよ。 ここで2011年バージョンを「作りたい」モデラーさんにも朗報です。今回のホビーショー会場の、モデルアートさんのブースで、長谷川名人によるシルバー塗装(塗装されるモデルはF1ではありません)を見学できます。Ustでも放送されるはずですので、シルバーの質感をぜひ一度見学してみてくださいね。実はこのミニッツシリーズ、いずれ「ホワイトボディ」という、未塗装ボディが発売されるのが通例で、これを使っていろいろなチームを作るのも、楽しみの1つとなっているのです。 リリースされるモデルはマクラーレンとフェラーリの2チーム、4ドライバーとなります。 ミニッツF1はスケール感だけでなく、ハイグリップタイヤでなければ簡単にホイールスピンしてしまうほどのポテンシャルを持っおり、トイラジコンとは一線を画します。タイヤのコンパウンド(ラジコンでは硬度と表記)も数種類あり、他にもセッティングパーツが各種リリースされ、ハンドリングの変化を体感することができますよ。 F1観戦後、気軽に部屋で余韻に浸りつつ楽しむもよし、どっぷりハマってレースに出場してもよし、とても楽しめるラジコンなのです。(photos and text by alabulka)
モーターを積んだのち、このマシン唯一の駆動系となるピニオンギアとスパーギア(デファレンシャルと共用)のすき間を調整します。このギアのすき間のことをバックラッシュといいます。 バックラッシュが大きすぎても小さすぎても、ギヤをなめて(壊して)しまったり、抵抗が大きくなってしまったりなど、問題が起きてしまいます。 このすき間の目安は「説明書の紙1枚ぶん」とか、「付属部品パッケージの袋1枚ぶん」などの説明が一般的です。他の方法としては1枚多いピニオンをキツキツに組んで、1枚下のピニオンに差し替えるなどの方法があります。慣れてくると、手で回した感触で判断できるようになります。 上級者用の抵抗が少なく効率のよい歯の細かいギヤともなると、組み立てる人で駆動効率が大きく異なることも。同じマシンでも組み上げる人で、全然性能が変わってしまうのです。 F1ではどうなのか分からないのですが、NASCARではフレームが同じでも溶接技術や組み付け方法で性能差がでるそうです。またワンメイクのフォーミュラでも、修理や補強とよばれるモノコックのチューニングで、いろいろできるそうですね。メカニックも工夫しながら戦うんだなぁと感じつつ、頑張ってマイマシンを組み立てましょう!(photo and text by alabulka)
模型雑誌の老舗、『モデルアート(MODEL ART)』誌の今月号は「シルバーの塗装」に焦点をあてた特集「銀塗装完全マニュアル」です。 F1の模型でシルバーといえば、マクラーレン、メルセデスGP、その他金属部品を塗装する時に避けて通れない色。しかしシルバーにはさまざまな質感があり、どの塗料をどのような技法で塗ったらいいか悩むことが多いハズ。 またこれから作ろうと、模型屋さんに行ったものの、多種多様の銀色の瓶を前にうろたえてしまった人(私ですが)必見! 各社の銀色の塗料別ガイドとなる写真も掲載されていましたよ。 (photo and text by alabulka)【この雑誌をAmazonで】【そのほかのオススメ雑誌】
1/10サイズのラジコンですが、内外輪差を解消するデファレンシャルギアが装備されています。またF104には、ボールデフタイプのリミテッドスリップ効果をもったギヤが装着されます。 何故にボール? と思われることと思いますが、シンプルな構造ながらボールを左右から押さえつける強さを調節することで、簡単にデフの利きを調節できるスグレモノ。特にF104のようなシャシー構造のマシンでは、デフの調整がハンドリングに与える影響が大きいとされています。 締め込み具合は経験によるところが大きいのですが、左右の車輪を動かないように押さえた状態でスパーギヤ(ボールが入っているギヤ)を素手で回し、滑らないギリギリのポイントがよいとされています。 ちなみにデファレンシャルギアは一般的に このような機能を受け持っています。 内外輪差を吸収しつつ、前に進む力をバランスさせているんですね。ラジコンと実車とは構造や考え方が違うこともありますが、触りながら、また走らせながらデフの効果を体感できるのが楽しいのです。そういえば1998年のマクラーレンは、ツインペダルを駆使して内側のタイヤにブレーキをかけて、無理矢理外側のタイヤに駆動を配分していたとか噂されましたよね。そういうのは実車ならではですね。あとアクティブデフも1/10以下のラジコンでは無理かな? ラジコンの世界では、ボールデフかデフ内部に封入するグリスやオイルの粘度で利きをコントロールするタイプが主流です。トルセンタイプもあったような気がしますが、メジャーではありませんね。(illustration, photo and text by alabulka)
オンラインショップの会員になると、新製品情報や入荷情報を得られます。実は今年、諸事情あって購入ペースを落とさざるを得ない状況にあります。あれもこれも欲しいところですが、このルノーR30は非常に悩んでいました。 とはいえ待ちに待った2010年モデル。黄色と黒のルノーらしいカラーリングは大好きで、クビツァも大好き。特にクビツァがメットの色を黄色と黒に合わせてくれて、いっそう一体感が引き立っていました。勝ち星は無いものの、マシン以上の働きを随所に見せたのも印象的でしたよね。 それでも、今年は予算が限られています。……どうしよう? と悩んでいたら、1日後には在庫切れが出はじめました。予想はしていたのですが、やはり人気モデル!? あわててミニカーショップのヒコセブンさんに電話したものの、既に在庫切れ。マズい……、他に利用した事のあるネットショップを何カ所かチェックしたのですが、どうやら無さそう。 大体このあたりから「けっこう欲しいモデル」が「絶対に欲しいモデル」にキモチが変化して、半ばムキになって探し始めるのが悪いクセ。そしてついに在庫を捕まえて、ポチッ! まぁ、後に冷静になって考えてみると「Fダクトのついた後期型出るんじゃね?」的な予想もついたりするのですが、鼻息荒く探しまわっているうちは、そういう考えに行き着かないんですよね(笑)。 さてネットショップから送られてきたら、輸送中に壊れていないかをざっとチェックします。そのあと明らかにおかしいところがないかを確認します。ただ、あくまで量産品ですので、多少の曲がりや歪みはあるものです。 とはいえミニチャンプスは、かなり品質が安定しているほうだと思います。つまりは通販でも買いやすいモデルなのではないでしょうか。 さて、あとは開けたり他のマシンと並べたり、眺めたりしながら、昨年の活躍を思い出す時間です。また、クビツァ選手のできるだけ早い回復、復帰も祈りつつ……。(Photos and text by alabulka)
(text and Photos by alabulka)
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さてここからはスバラシイ広報写真です!
色やアングル、切り取りかたがカッコいいですよね〜。
私はモータースポーツの写真を観て、こんなふうに撮れるようになりたい! と一眼を購入、いろいろ工夫しながら楽しく撮影するのですが、なかなか思ったような雰囲気が出ないものです。写真って、と〜っても奥が深いんですよね。
あと、マシンを追えるようになると、運動会の写真に躍動感が出せますよ(笑)!
まぁ、ホントはプロが撮ると、携帯のカメラでもカッコよかったりするんですけどね。
(photos by Red Bull)
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これまでも常に不可能に立ち向かってきたRedBull。古くはジャガー時代に引き抜けなかったエイドリアン・ニューウェイを招き、弱小チームと目されていたトロロッソでセバスチャン・フェッテルを優勝させ、未勝利だったレッドブル・レーシングにも初優勝をもたらし、ついにはチャンピオンさえも獲得。現在もチャンピオン街道をひた走る躍進を見せています。
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